2209/2233
レインの魂
それに泥島たちは皆、鑑定の魔法を持っている。
この世界では誰もが持っている魔法ではない。
ふたりはすかさず、それについて言及する。
「俺は鑑定魔法持ってるけど」
「拙者もでござる」
「魔法教示なんかもあるけど」
「何それでござる」
「今はまあいいじゃん」
「気になるでござるけど」
「今は俺よりもあいつが気になるじゃん」
「まあそうでござるけど」
そしてふたりはレインを鑑定で見る。
するとそこに映し出されたのは。
「“レインの魂はこの世界のものではない”」
「って書いてるでござるなあ。 どゆこと?」
泥島とあずみがレインに向かって問いかける。
「「どゆこと??」」




