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向き合う泥島

 レインがいくら長身とはいえ、それは人間の中ではという話で、ゴーレムである泥島とは比べるまでもない。

 ゴーレムは人と比べて二回りも三回りも大きく、その体当たりは単純に威力が高い。

 重量ある石の塊が相当の速度でぶつかってくるのだ。

 その衝撃は計り知れない。

 強者であるレインが顔をしかめる程だ。

 そう、顔をしかめる程ではある。

 だが。


「!?」


 泥島は驚きの顔となった。

 圧倒的な巨大さと重量を持つはずの自分が受け止められていることに驚いたのだ。

 これはあり得ないことだ。

 泥島が想像した結果とはあまりにかけ離れている。


(受け止められるなんてね)


 そう、泥島はまさか自分の突貫が受け止められるとは思っていなかった。

 弾き飛ばせるものだと思っていたのだ。

 手応えはあったので、レインの体にダメージはあっただろう。

 だがしかし、弾き飛ばせはしなかったのだ。


(こいつ強い)


 泥島は改めて決意する。

 レインと本気で向き合って戦うことを、である。

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