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クマガイの心

 戦闘生物といえば穴倉だ。

 戦いを欲し、それ以外の時はどこか空虚に生きる穴倉は、力の体現者として、ある意味で分かりやすい存在であった。

 その気性は普段は平坦で、戦いの際の高揚とは落差が激しい。

 そういった情緒が強者にはつきものだ。

 ともすれば不安定と見られる様な情緒が。

 それは現在のクマガイも例外ではない。

 レベルが上がり、一見、静かに燃えるクマガイは、まるで泰然自若とした武人の様な印象さえある。

 しかしそれは、黒の操縦者から見たクマガイの、表面上の印象にすぎない。


「殺す、絶対に殺す」


 物騒な言葉を吐くクマガイ。

 その目は鋭くつり上がり、上目遣いで黒の人型を見ている。

 その心中には、どす黒い憎しみの感情が渦巻いている。

 ただひたすらに、黒の人型を、そして操縦者を憎む感情が渦巻いている。

 クマガイの胸を開き、そのどす黒い感情を見れば、誰もが背筋を凍らせるだろう。

 それは穴倉や黒の操縦者でさえも、だ。

 しかし、誰もクマガイの心など見られない。

 誰もが無理解のまま、今がある。

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