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糸と瘴気と種火

「おぉ、来たわ」


「成功しましたね」


 アリスとデシネがほくそ笑んだ。

 魂の種火が(とも)ったのは、デシネの暗い心に反応してのものだ。

 種火は、滅んだはずの黒球の魂である。

 その存在を、アリスとデシネは捉えている。


「よっしゃ、やるわ」


「ええ、やりましょう」


 アリスはRevolutionの発動によって、空間を超えて魂を見据えている。

 デシネは同化していた経験から、黒球の魂を自分の分体の様にかんじている。

 捉え方は違うが、二人の意識は魂の種火に集中していて、協力体制が出来上がっている。

 アリスが魂の糸を種火に向かって伸ばし、デシネがアリスの手に触れて、暗い心を流し込む。

 そしてデシネの暗い心は、アリスの魂の糸に流れ込み、瘴気として放出され始める。

 すると黒球の魂の種火が瘴気に反応し、ピクリと動いた。

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