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臥薪嘗胆スライムクイーン

私がゲバザの森に帰還して幾日経ったろうか。

そっとしていてくれた小動物たちだったが、しかし、スライムたちはガムドムルァへと大移動しているわけだし、そんな中で私だけがこうして帰って来たことに、何がしかの心配をし続けている様ではある。

かといって、何かを出来るわけでもなく、私も、彼らも、お互いの距離感をはかりかねる今日この頃だった。

だが、こうしていても始まらないのも確かで、私は何となく臥薪嘗胆の気持ちになり始めていた。

折れた自分の気持ちの仇を討ちたい。

そんな中、斥候に出した鳥たちが無事に帰って来た。


『姉御、大変なことになりました。』

『何があった?』

『アリスの大姉御がブレブロで天下を獲り、銀ピカゴブリンと手を組んだ様です…!』

『はぁ!?』

『数羽は残して来てますので、交替要員が合流出来次第、こちらに報告の為に飛ぶ手筈が整っています!監視はアリスの大姉御、銀ピカゴブリン、役立たずの泥だんごに二羽ずつつけてあります!』


…わけがわからない。

これはどうすべきだ…?


『姉御…?』

『…ん、ご苦労さま。コロ、ピィ、いる?』

『はいでやんす!』

『姉御、ここに!』

『よし。私は今より水を補給してゴブリンの村に向かう。場合によってはゴブリンと一戦交えるかもしれない。その後、私はアリスの元へ向かう。ゴブリン、アリス双方の話を聞いてみなければ何もわからないからね。とりあえずコロは、みんなをひょうたん泉に集めて。話し合いのつもりだけど、最悪の場合は、最近思いついた新必殺技を試すから森から逃げて。ピィは私と一緒に来て。』

『わかったでやんす!』

『了解よ、姉御!』

『よし!行動開始よ!』

まずはゴブリンとの会談だ。

何が起きているのかを、知らねばならない。

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