プロローグ
ぶっつけで書きました。
この世界が退屈だと思い始めたのは五歳のときだったと思う。
帰りが遅いと親に怒られた時だ。子供心に仲の良い両親を二人きりにしてあげたいと気を使い、なるべくゆっくり遊び、ゆっくり帰った頃には夜の7時だった。
イマイチやることもなく、ただ公園でボーッとしていただけだった。
だったら帰れば良かったのかもしれないが、いざ親が楽しそうにしているのを想像すると、それだけでいくらでもそこに座り続けていられるような気がした。
だが、いざ帰ってみると鬼のような形相をした両親が待ち構えていて、父親にはビンタをされてしまった。
何故怒られなければいけないのか分からず、でも不思議と涙は出なかった。
この世界は、つまらない。
それから8年たち、中学生になった頃に事件は起きた。
それまでおとぎ話は勿論読んでいたし、小説やラノベ等も読み、ファンタジーに憧れを抱き始めたところだった。
その時、僕は中学校の屋上にいた。
別にその時も何かをしていた訳ではない。只、高いところからの景色を見るのが好きだった。
異変に気がついたのは、ふと校門を見たときだった。
もやっとした何かベツのもの。
「よう」
後ろから声をかけられ振り返ると、二つ上の先輩であり家が隣で幼なじみの、八尋務がいた。
「ツトムくん、屋上に来るなんて珍しいね」
「下から見たらいたからな、なにしてんのかと思って」
そういって、彼は僕の隣に来る。
「また、景色をみてんの?」
「他にすることもないからね」
「勉強しろし」
と、何気ない会話をしていると、今度は耳元で音がする。
バキッ…
明らかに今まで聞いたことのない音がする。
「ねぇ、ツトムくん。変な音しない?」
と、聞き返すと、
「下の階はベキベキ音がしてる。だから、迎えに来たんだよ。」
と言うことだった。この建物は崩れるのか?と考えてしまうが、地震が起きたりしたわけでもないのにいきなり建物って壊れたりするのだろうか。
「上から見てると外にモヤがかかってるようにみおんだけど気のせいかな?」
「どういうこ……
次の瞬間、世界は壊れた
あらすじ浮かびませんでした。
読んでくださった方はこれからもノロノロと続けて行けるようにがんばります。