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君を見つけた  作者: 椋
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本編3

速報と言って映し出されたテレビの画面には中学校が映っていた。

『〇〇県立△△中学校』

その中学校の名前は聞いたことがあった。

智希が通っている中学校だった。

「大丈夫だよ!まだ智希が人質になってるって決まったわけじゃないんだし!」

乃愛の賢明なフォローは震えていた。

咲菜も乃愛も黙り込んでただただテレビに向かて「智希が無事でありますように」と涙を浮かべながら祈ることしかできなかった。

「あぁっ!!」

乃愛が大声を上げて画面を指差した。

「智希、智希がいる、、、」

確かにその指の先には石垣智希が映っていた。

テレビで放送できない何かが起きたのか、放送はそこで途切れた。

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