清楚な少女のウンコをいかに獲得し、その調理に至ったか
「えっ!?毎日このタッパーにウンコしろですって!?」
ショートカットの清楚な少女が、頓狂な声をあげた。
きっちりとした制服の着こなしを見るに、どうやら高貴な家柄の娘らしい。
「うむ。」
「ウンコをクセの無いピュアオリーブ油で、じっくり揚げる。」
「最後は高温にしてカラッと仕上げ、和三盆の糖蜜をかければ完成だ。」
オレは、何度も試作を繰り返してきた料理の手順を大ざっぱに説明し、
材料提供者の理解を得ようとした。
「で、でも、タッパーにウンコなんて出来ないわ!」
清楚な少女は、困惑している様子である。
「そうよ!この変態!!」
清楚な少女の側で、わなわな震えながらオレを睨んでいた小柄なおさげ少女が、ついに怒りを含んだ声を上げた。
哲学を理解しようともしない、その浅はかな怒気に、オレは心底、アタマにきた。
「口の利き方に気をつけろよ、クソガキ。」
どうっ、と小柄なクソガキのふところ目掛けて、オレは勢いよく、大地を踏み込んだ。
ぶった斬ってくれよう。
しかし、そこは腐っても清楚な少女の侍従。簡単には殺らせてくれなかった。
「遅いんだよドンガメがァ!」
ちぃん、と甲高い金属音が響く。
小柄な少女が放つ脇差しの抜き打ちを、俺は辛うじて見切っていた。
「チィィ!!」
ざざざっ、と右足のつま先で踏みとどまり、ヤツの空振りを誘った。
ハズだった。
鋭い痛みを感じた。
小柄な少女の抜いた脇差しは空を斬らず、真っ直ぐに飛翔してオレの左肩へ突き刺さったのである。
「甘いんだよ、ボンクラ!!」
続けざまに、小柄な少女は、光の瞬きの様な恐るべき速度の大刀抜き打ちを放った。
彼女の必殺奥義“二段抜き”である。
しかし、予想外の激痛にたじろぐオレでもなかった。
「ムンッ!!」
低い唸りのような男の気合いと共に、一陣の疾風が、彼女を貫いたかの様に見えた。
「所詮はガキの剣、骨には届かぬ……。」
バチン、と剣を納める。
踏みとどまった勢いと、豪腕の怪力のままに、右下から左上に斬り上げた。
オレは我が身を斬られる前に、少女の肉と骨を両断する、確かな手応えを感じた。
……どたり、という粘り気のある音。
大刀を握りしめたまま、侍従の小柄な少女の身は二つとなって地に崩れた。
「さ、キミ。」
「毎日、このタッパーにウンコしたまえ。」
深々と刺さった左肩の脇差しを抜きつつ、清楚な少女に迫る。
初夏の夜風の爽やかな草の匂いに、彼女の甘い香りが混じる。
「い、イヤよ!自分のウンコを揚げればいいじゃない!!」
彼女も高貴なだけはあって、顔に恐怖の色を浮かべつつも退かなかった。
だが、俺にも秘策が有るのだ。
「仕方ない、吸い出させてもらうぞ」
「す、吸い?なにを言っているのよ!!」
鮮やかな水色のスカート。
その脇に指した、彼女の三池典太が鳴いた。
「よせ。貴様の腸は、まだ役目を果たしていない。」
俺は素早く彼女の右手を抑えて、全ては抜かせない。
そのまま彼女の両足を払い、地面に押し倒した。
「イヤアアア!!やめなさいヨォ!!」
バタバタと抵抗する彼女の細い両足を掴み、ぐいと押しやると、
むっちりとした尻と股関、頼り無げな布切れが露わになった。
「サア!!キミの体液を、一滴残さず吸い取ってくれよう!!」
常々の鍛錬にて極めたオレの吸引に、秘部を覆う僅かな布など存在しないも同然だった。
ひと吸いで清楚な少女のパンテーはオレの胃袋に収まり、
続いて子宮が外に露出した。
「ああ!!赤んぼ産みたいの!!ヤメテェ!!」
警告に従わずに抵抗した彼女への、これが報いである。
絶叫に聞く耳をもたず、彼女の子宮口に唇を合わせ、勢いよくもうひと吸いした。
「オオオオ!!」
……。
「フフフ、濃厚だったぞ……。」
「ア、アア…、アタシの卵巣!!」
ねっとりとした子宮頸管粘液に混じる、彼女の卵をよく味わう。
卵子特有のコクのある生臭さと、体液の塩味が口中を満たしたが、これで満足するオレでは無かった。
いよいよ、メインディッシュの材料を吸い出す時である!
清楚な少女の、まだ桃色を残した肛門に、優しく吐息をかける。
「ケダモノ!!」
彼女がそう叫ぶのが早かったか、オレは目の前の肛門にむしゃぶりつき、
鍛え上げた全身の万力を込めて吸引した。
「ラ、ラ、ラ。ラ、ラ、ラ。」
少女が歌う。
ヂュボボボ、という轟音と共に柔い黄金が口内を満たした。
芳しい少女の香りそのものが、鼻を抜ける。
「ああ、ほれはよ、ほれ。」
頬をふくらませ、満面の笑みで天を仰いだ。
イケナイ。
この素材は、鮮度が命なのデアッタ。
オレは急いでタッパーに少女のウンコを吐き出し、即座に水場へと向かった。
「ラ、ラ、ラ……。」
後ろから、天使の囁きが聞こえる。
調理の前に縁起の良い、極上のファンファーレである。
「まだ、温もりが在るナ!!」
水場に着くと、はやる気持ちを抑えつつ、流水で不浄なオレの唾液をウンコから洗い流した。
和三盆の糖蜜は準備してある。
これで、素材は整った。
─────……
落ち着いて、ピュアオリーブ油を中華鍋に張り、簡易コンロの火にかける。
そして、意識と実践の中で何度も繰り返した手順を、黙々とこなした。
「焦ってはいけないのだ、何事もそれが肝要なのだ。」
香ばしく揚がる油中のウンコが、ヂュウヂュウと鳴きつつ細かい泡立ちを見せた。
オレはイッキに火を強め、仕上げに入った。
油切りに揚がったウンコを乗せ、余分な油分を落とす。
全ての揚げウンコを皿に乗せると、和三盆の糖蜜を全体にトロリとかけた。
メインディッシュの完成である。
「楽な道のりではなかった、多くの犠牲もあった……。」
オレは達成感から、心の奥に熱いものを感じた。
揚げ少女ウンコを口に含むと、サクリと弾けて、上質な甘さと苦みがとろけた。
このために生きているのだと、オレは静かに確信した。
黒天に浮かぶ月が、すこし微笑んだように見えた。
作中の「オレ」の踏み込みのような、猛烈な勢いで書きました。
ちなみに私は、精神異常者ではありません。