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爆縮と体温の機知(10)

個体差

首筋に纏わりつく

夕立の音

透ける人間

取り出す人間

隠れる人間

買いに行く人間

走る人間

三階にあるカフェには

それに優劣を付ける人間

普段通りに動く人間の少なさを見て

何故、個性が無いと云えるのか

全く分からない


事故の大きな音を

八百メートルほど後方で聞いた

驚く人間

見に行く人間

気にしない人間

他人事にする人間

連絡する人間

近寄る人間

スマートフォンのカメラ機能で

撮影をし始める人間

個性の塊として

各々が反応しているのに

自信が無い理由が

全く分からない


酒を飲んで

滑り始める人格の様

笑い声が大きくなる人間

虚栄心が大きくなる人間

色事を視野に入れる人間

呂律が回らない人間

トイレに消える人間

脱ぎ始める人間

叫ぶ人間

眠る人間

スマートフォンを海に投げ捨て

特に気にしない人間

理性の皮を剥ぎ取れば

表現される形の様々さ

個性が無いと云える理由が

全く分からない






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