これから始まる日常になるための序章
One day
今日も僕は何もなかったように学校へ向かう。いや、何もないんだけどさ。なんか隣の席になった人が世界を無自覚に世界を改竄したり、夜中コンビニに行って帰ろうとしたら異世界に転生されてたりとかいう非現実的な出来事に巻き込まれず、気づいたら15歳。そろそろ遭遇してもよくね?ある晴れた日のこと魔法以上の愉快なことが限りなく降り注ぐことは不可能じゃないって12年前に言ってたじゃないか。そんなことを思っていると一人の人間が僕に近づいた。
「ねぇ、何ブツブツ独り言を呟いてんのさ、どこ見てもグレーのコンクリート見るより昔から人々を紫外線などから守ってきた空を見るんだ!」
そんな能天気なことを発言する輩は僕の記憶の中に一人しかいない。そう、菜乃花沙月だ。こいつの神から与えられたパラメーターは簡単に言うと最高クラスのバランスだ。学力は入試時のランキングだと2位と58点差で主席。我が校の男子学生に可愛い人はだれか、一人答えよ。というとみんな口を揃えて即答する。「菜乃花沙月」だと。
今日は晴れて入学式。中学校と変わらない近代文明の象徴の一つであるコンクリートで作られた公道の上を1人で歩き県立西高校へ向かう。僕がこれから通うことになる西高校は一つの都道府県に一つはありそうななんのひねりもない名前の高校だが、県内では県が特別に決めた賢い学校10選に選ばれている割と賢い学校だ。でもその10校の中では下から2番目と言う位置である。微妙だ。そうこうしてるうちにやっと西高校に着いた。西高校の構造は中学の時に行った学校説明会で知っている。これまたコンクリートでできた清潔感があると言うのかな?真新しい感じの門があり、その横に柵が続いておりその後ろにはでっかいしだれ桜の木横にたくさん整列している。と言いたいがそうではない。桜などない。真新しい感じのコンクリートでできたもんでもない。ざ ふつーで、ざ ふつーのそこらの公立高校と変わらない門だ。ちなみに僕が今見えている門は主に通学に電車を使用している学生が使う、通用門。で、校舎を突っ切り少し左に行って右に見えるのがチャリ通か地元民がよく使う正門がある。で、桜は無いわけでは無いが通用門を通ってすぐ左に桜の木が5本あるだけだ。
そんなこんな行ってるうちに親が言うには有名らしいデザイナーが手がけた新しい制服をまとう新入生たちは眠たくなる校長の話を聞き、担任と顔合わせし気づけば学級写真を撮られ、なんの変哲のない教室へ押し込まれた。もうその時にはクラスの何人かが新しい友達を作って楽しく笑いあっていた。
まあ相変わらず僕はぼっちだ。そうしてついさっき顔合わせした新しい担任がクラスメートを座るように声を掛けながら教室に入ってきた。そして、雑談を始めた。その話の内容は、自分の名前が平岡であると言うことと何もやってなさそうに見えるが意外と吹奏楽の顧問で昔は県内で惜しくも最優秀を逃したらしい。と言うことだ。そして、これからの高校生活を決めるであろう自己紹介が始まった。中学の時の栄光を語る者、これから友達をいっぱい作りたいという典型文を使う者がいたが僕は後者の場合を使ってこのイベントと平穏なままやり過ごした。そんなこんなで僕の普通の高校生活が始まったのさ。
初投稿失礼します。誤字脱字、文がまとまっていなかったりたくさん問題があるかもしれませんが楽しんでくれたら嬉しいです。まだこれからのこと話考えてないため次の投稿がいつになるのか分かりませんが、楽しみに待ってくれたら幸いです。