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4話〜人助けをしたった!〜

「クソッ、もうどうなってんだ...」


何気にキャラ崩壊をしているオスカーは混乱していた。


「展開が速すぎてもう頭がおいつかねぇ」


「え〜、なんでですかぁ〜。隊長はいつも通りでいいでんですよ〜」


彼は舌打ちをして立ち上がり私を無視して歩き出した。


「どこ行くんですか〜?」


黙って彼は振り向き、置いていった私を見た。


「俺の任はこの世界を探索し、研究することだ。今更お前が‘能力’に目覚めたところで無駄に時間を費やしている必要などなかったんだよ。おい、行くぞ。仕事をしに」


「は〜い」


オスカーは、いつも通りの彼に戻り異世界探索は再開された。


まずはこの世界の情報収集の為近くにあった西洋風の街に向かった。の、だが...。


「これは酷いな」


その街は敵軍によって攻撃された後で、炭と炎に包まれていた。


しかし、彼はそれに構わず歩みを進めた。


倒壊した家の瓦礫や壊れた家具が散乱している道なき道を私とオスカーは進んだ。


道中、ここにさっきまで立っていたであろう人間の黒炭の腕が落ちていた。


すると一人の男の子が私達に声をかけた。


「助けて...お兄ちゃん...お姉ちゃん...」


街の人々は自分達を助ける事に必死で周りを助ける余裕が無くなっていたため、こんな風に子供一人だけになってしまった時は、街の外から来た私達のような人にしか助ける事が出来ないのだ。


でもこの男の子は、ただ一人なのではなく足を片足失くしていて、壁に寄りかかっていた。


それを見てなお彼の考えることは変わらなかった。


「お前を助ける意味が無い。例え助けようとしたところでその右足の出血で長くは生きられないだろう」


彼は冷めた言葉を男の子に容赦なく言うとまた歩 き出そうとしていた。


だが私は違った。


どんなにボロボロの命だとしても男の子にとって助けてもらえたという安心感を与えるということが私は重要だと思っていた。


「何をやってんだ刃矢。さっさとこんな街から出るぞ」


私は無意識のうちに男の子に近づき怪我の治療をしていた。


治療と言っても、自分の持っていた包帯を使って一時的な応急処置をしていただけだった。


「いやです、隊長。人は命を助けてこその命だと思っています。なので私はこの子を助けます」


いつの間にかいつも通りに戻っている刃矢にオスカーは驚いていた。


私の言っていた事を理解したのか「勝手しろ」と私に言った。


結果的に言えば彼は助かった。


私が応急処置を施した後、彼が異世界にいると使えるという、私にとって初めて見る魔術を使って止血をした。


その後に街の人に男の子を預け、私達は街をさっていった。

こんにちは深沼バルキです。

これからもこんな感じで主人公の性格が変わったり戻ったりします(書く側としては正直面倒)のでまた読みづらくなってしまいますが、ご了承ください。



ここまで読んでくださりありがとうございます。

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