漁師ギルドで登録だ
やっと、漁師ギルドでギルドカード作れます
『キックボードα』の超小型エンジンを使えば街にまで1時間で着けた。俺が目指していた街はエストレーラと言うのか。門に向かうと門番がいた。
「初めて見たがここに来るのは初めてか」
「ああ」
「なら、5銅貨渡してくれ」
「わかった」
渡すと、
「確かに受け取ったぜ。次に通るときはギルドのどれかに登録しておきな。それが身分証明書になって金は払わずに済むぞ」
「ご丁寧にありがとう」
「気にするこたーねーよ。当たり前の事さ。お前、名前は 」
「ゼンイチだ」
「俺はアツマだ。歓迎するぜ」
「ありがとう」
門番のアツマと別れとそこには沢山の人で溢れかえっていた。漁師ギルドに行きたくても場所が分かんないとな。ステータスには街に関する地図機能なんてないしな。アツマに地図かないか聞いてみるか。
「どうした?何かあったか」
「ギルドに行きたくても場所が分からなくてな。地図か何かないか」
「そうか。これが、地図だ。無くしたらいつでも言ってくれ」
「感謝するよ」
さて、漁師ギルドはーーっと。ん?冒険者ギルドや商人ギルドは街の中心にあるのに漁師ギルドは端っかわだな。それもそうか。この街から漁をするとなると、1時間は掛かるし人も少ないから端になったのか。まぁ、気にせず行ってみるか。
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漁師ギルドにいるとそこまでダメな建物ではなかった。入ると人は居なくてギルド孃が1人いた。彼女に言えば登録できるだろう。
「いいか?」
「はっ、ははははい」
「緊張し過ぎじゃないか」
「すっ、すいません。漁師ギルドって、人が滅多に来なくて……」
「それは、仕方ないな。それは、置いておいて登録したいのだが」
「あ、なら、この紙に名前だけご記入ください」
「ゼンイチ アクタガワっと」
「では、出来るまでに漁師ギルドでのギルドカードの説明をさせていただきます。漁師ギルドのギルドカードには冒険者ギルドの様なランク制はございません。釣った魚の数と釣れた魚の各々の数が分かります」
「それは、ギルドカードを作る以前のものは反映されますか?」
「ご自身が持つと自動的に追加されます。それと、漁師ギルドには1年に1度はお越しください。データが漁師ギルドで更新されていないとデータが消えてしまうので」
「分かった。すまんが、モンスターの皮を売るのはどこに行けばいい?」
「商人ギルドに行けば買い取ってもらえますよ」
「わかった。ありがとう 」
漁師ギルドを出てギルドカードを見ると今まで釣った魚と数が書かれていた。人まずは、商人ギルドで買い取ってもらおう。
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「えーー、ハウンドラビットの皮が30個にルノフルフの皮が20個の買取で1金貨と2銀貨になります」
「わかった」
「商人ギルドには登録していませんからギルドカード作りますか?」
「いえ、買い取りに来ただけなので」
「そうですか」
俺は売るもんを売ってどうするか。多分、ミツハはまだ帰ってこないだろうしな。調味料でも見てみるか。
次回は調味料探しと、合流です