大変な事になりそうです
昨日は良いのか悪いのか、ミツハと寝るのが別れました。何か寂しいです。まぁ、直ぐに寝れたんだけれど。
「おはよー」
「あぁ。朝飯なら出来てるから食ってくれ」
「最近、狩りをしてないからな。それと、昼頃に街に行くから忘れるなよ」
「ハイはーい。私は釣りしてるから声かけてー」
「分かったよ」
〜〜〜〜〜
朝食も食い終わった事だし新しい移動機器でも作るか。何かいいものでもあるか?車?ガソリンは流石に無理だ。バイク?乗れる気がしない。あれか……。ホビークラフトだな。あれは空気を取り込んで車体を浮かせて移動できるし、スピードも程々だろうし事故の心配なんてないだろう。このホビークラフトは、この世界の人に見せるのは危険過ぎるから注意しながら乗ろう。作る乗り物を決めたらチャッチャッと作るとしますか。
〜〜〜〜〜
2時間で完成したぜ。デザインが1番の悩みどころだったけど何とか上手くできたかな?ミツハを呼んで行くとするか。
「ヤッホー。釣りも飽きてきて来たら出来上がってるね。これ何?」
「空気が燃料の、『ホビークラフトD-X''』だ」
「ふ〜ん。出来たなら行こっか」
「おうよ」
俺は運転席に。ミツハは助手席に。
「空気は永遠にあるからな。飛ばすから気持ち悪かったら言えよ」
「運転シタコトナンテあるの?」
「前は高2だぜ。レースゲーム位しかねーよ 」
「まぁ、そうね」
「んじゃ、飛ばすぜー!!」
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「気持ち悪い……」
「200キロも出したからよ。景色が霞んで見えたわよ」
「よく平気だな」
「これでも、乗り物はなんでも来いなのよ」
「そうなのか。気持ち悪いけど行こうか」
「そうねまずは、漁師ギルドに行って登録しなくちゃね」
「そうだな。俺もギルドカードの更新しときたいしな」
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久々に来たけど本当に漁師ギルドに人はいないな。いたのは、俺が登録したときにいたギルド嬢だけか。
「嬢ちゃん、久しぶりだな」
「お久しぶりです。あれから、人が誰も来ないんですよー」
「まぁ、仕方ないだろうな。今日来たのは俺のギルドカードの更新とここにいるミツハのギルドカードの発行を頼む」
「わっかりましたー」
どうしよう。何だか不安になってきたんだけど。
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何か俺は更新してミツハが登録したら声あげて驚いてた。
「な、なんで、『キングフィッシュ』と『レインボーフィッシュ』を2人とも釣ってるんですかー」
「なんでってな?」
「釣りしてたら釣れたんだもん」
「ギルマスーーーーー。来てーー」
いたのかギルドマスターが。ほぼサボりに近いじゃないか。何か羨ましいじゃないか。
「何だ。こちとら、昼寝してたのに」
「この2人が『キングフィッシュ』と『レインボーフィッシュ』釣ってるんですよーー」
「嘘だろ……」
「どうしましょ?」
「取り敢えず、街王に報告はしないとな」
街王は気になるけど報告するのか。何か面倒くさくなりそうだな。
街王は、街の中の王様です
国王は、この世界の王様でただ一人です