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転生して漁師になります(仮)

よろしくお願いします


寿命3ヶ月→寿命1ヶ月

転生先→転移先

全治→余命

俺の名は、芥川善一(あくたがわぜんいち)。これと言って特徴もないただの高校2年生だ。でも、友達がいない訳じゃない。学校に言ったら何時も同じメンバーと永遠くだらない話をして過ごす。残念な事に俺と話す友達は皆、部活に入っていて放課後は何時も一人だ。一人だからって、速攻で家には帰ったりしない。書店に向かう。読むは大概は、小説だったり、ゲーム雑誌、スポーツ紙なんかを見てたりする。その中で、最近よく見ている本がある。『月間釣り釣り』だ。名前の通り、釣りについて書かれて

いる本だ。初めは興味本位で見たら、結構面白くて見てる。俺が好きなのは魚の方じゃなくて、リールとか釣り竿の方なんだよな。あんなに、カッコイイ物があるなんて思ってもみなかった。俺の家は海が5分くらいで着く所にあるけど、リールや釣り竿も高くてやれていない。いつか、大人になって自分のお金で買った釣り竿とリールでデッカイ魚を釣ってみたいな。


それから数日後~


俺は国語の授業を受けていた。言っている言葉が理解できなくてぼーっとしていると、体に異変が起きた。何故か心臓が痛くなってきた。最初の時はその内収まると思っていたら時間が経つにつれて心臓の痛みが強さを増してきた。保険室に行こうと立とうとしたら、足がすくんで倒れてしまった。俺は起き上がる事も出来ず気を失ってしまった。


~~~~~


俺は目覚めるとそこは病院のベットの上にいた。俺が目を覚ましてから数分後に主治医の先生が来て親御さんが来たら話す事があると言われた。不安にしかならない言い方だよな。


俺の親が来ると主治医の先生は、俺が何故病院のベットにいたかを教えてくれた。


俺はどうやら、心臓病らしい。余命は1ヶ月にも満たないらしい。確かに胸が痛くなることも何度かあったけど少し時間がしたら治まっていたし特に心配する事もなかった。それが、仇になってしまったのだ。


親は泣き叫んでいる。その割に俺は冷静だった。1ヶ月にも満たないんだったら死ぬまでやれる事をやれたらいいなと思った。でも、そうとはいかなかった。心臓病が何時発生するか分からない状態で外には出せないらしい。俺はせめて、パソコンをさせてほしいと頼むと長時間やらない事を条件に許可をもらった。


パソコンを使いたかったのには理由がある。YouTubeで釣りの映像を見たり釣りに関するWebサイトを見たかったのだ。俺は釣りをする事も出来ずに死ぬのなら、せめて見るだけでも釣りという物を楽しみたかった。


~~~~~


心臓病と余命を宣告されて2週間ほどが経った。高校の友達や先生方も何度かお見舞いに来てくれる。


俺は今では釣りに関する情報がえげつない所にまで来てしまった。最近は、魚の捌き方の方に目が行く様になっていた。やったことはないのに情報だけあったってどうするんだよ。


魚の捌き方を知るに加えて、魚を使った料理にも目が行く様になっていた。特に旨そうだったのは、マグロのすまし汁だ。見るだけでよだれが出てきてしまう。本当に食べられない事が残念で仕方ない。


~~~~~


最近、胸が痛くなる事が多くなった。何となく死期が近い事を分かってしまう。俺は、人は死んだらどうなるのかをここ数日調べていた。そして、面白い事を知った。人が死んで異世界に行くという転生などという物があった。小説は読んでいたが基本的に歴史物ばかり見ていたからライトノベルは一切読んだことがなかった。転生や転移する話はとても面白くて釣りと転生や転移について書かれていたものを半々位の割合で見ていた。


~~~~~


今は、午後10時だ。パソコンは午後10時迄と決めていたので見ていたYouTubeを閉じてパソコンの電源を落とした。俺はその日何故かグッスリ眠れる気がしていた。明日は親が来るからグッスリ眠れのはいい事だな…………Zzz


~~~~~


俺が目を覚ますとそこは病院のベットではなかった。その空間は真っ白で何処までも続いていきそうな場所だった。俺はと言うと、無重力のように舞っていた。これが、無重力の世界かと変に関心していると、俺の目の前にご老人が杖を持ちながら現れたのだ。


「お前の名は、芥川善一だな」

「そうだ。あんたは誰だ?神様か何かなのか」

「わしは神様じゃ」

「俺は何故こんなとこにいる」


神様は俺の問に丁寧に答えてくれた。俺は、寝た後に心臓病が起こってしまい、主治医の先生の検討虚しく俺は死んでしまったらしい。まぁ、死んでしまったからと言って未練は特に無いしな。あるとしたら、マグロのすまし汁を食べられなかった事だけだ。


「お主は転生には興味はあるか?」

「興味が無かったら出来ないのか」

「一応、聞いておるだけだ。どうだ?」

「まぁ、程々にな。出来るなら転生か転移してみたいと思う」

「なら、させてやるとしよう」


神様から何個か行ける転移先を教えてくれた。俺は、普通に剣と魔法のファンタジーの世界に行く事にした。そして俺は、出来ることなら叶えたい事を神様に聞く事にした。


「魚はいるのか?」

「もちろん」


それならイイんだよな。1番大切な所だからな。


「これから、異世界で生きていくえ上で使えるスキルを選んでもらう。お主が必要そうなスキルをリストアップしておいたぞ」

「つまり、魚関係のスキルやそれに近いスキルって事か」

「その通りだ。時間は十分にあるから気を付けて考えのだぞ。最高で10個スキルを取ることが出来るからな」


さて、ゆっくり考えるとしますか。


~~~~~


3時間掛けて何とか10個スキルをきめることが出来た。


『言語理解』

異世界人に必須のスキル

読みも書きも可能


『釣り』

釣りをするスキルが上昇するスキル

釣りをしてスキルレベルが上がると大物を釣ることが出来る


『素潜り』

川や海に素潜りが可能なスキル

このスキルがある事で水の冷たさを感じずに入る事が可能に

素潜りをしてスキルレベルが上がると素潜りを出来る時間が増加


『船使い』

船を使うのに必要なスキル

手漕ぎの船でもエンジン付きの船でも必須


『農業』

野菜を作るために必要なスキル

農業をしてスキルレベルが上がると野菜の質が上がる


『調理』

料理をする事が可能になる

調理をしてスキルレベルが上がると料理の質が上がる


『索敵』

モンスターが何処にいるかわかる(魚も可能)

索敵をしてスキルレベルが上がると索敵範囲が広がる


『物作り』

何か物を作るときに必要なスキル

物作りをしてスキルレベルが上がると物作りのスピードが速くなる


『弓』

弓を使うときに必要なスキル

弓をしてスキルレベルが上がると弓の距離が長くなる


『アイテムボックス』

何でも入れる事が出来る

制限が無いので何でも入れられる


こんな所だ。全部、スキルが無くても使えることは使えるらしい。スキルがある方がより使い易くなるみたいだ。基本的に自給自足を目指してのスキルばっかりだな。


「何とも偏ったスキルだなぉ」

「自給自足をしたいからな」

「こんな転生者は初めてじゃな。特別に転移する場所を釣りも農業も出来る所にしてやろう」

「それは有難い」

「一応、街はお主の転移先から5時間程の所にあるからのぉ」

「まぁ、行く機会は無いだろうけど」

「1度街に行って漁師ギルドに登録するがよい。色々と特典があるからのぉ」

「なるほど」

「さて、もう説明も終えた事だし転生させるぞよ」

「頼む」


神様は俺に杖をひと振りすると俺は光に包まれて消えていった。次に目が覚めると海と川と森がある所にいた。そこは俺が理想とする場所だった。

漁師をちゃんとする事は先かもしれません


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