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旅に

作者: 亜瑠那


旅に出たいと思った


絶望主義なんていわれたけど


確かにそうかもしれないと思った


何でも大体できてしまうから


何に対しても打ち込めない


そんなこといったら妬まれるかな


何も極められない私に


何を妬む?


そのうちすべてがどうでもよくなって


逃げたくなった



旅に出たい


何時間も無言で


ただ、綺麗なところを見つめていたい


その隣には友達がいて


その温もりが愛しくて



旅に出たい


今みたいに縛られることも何も無くて


人の目を気にする必要がないくらい遠くにいきたい


過去の自分を振り返ると


とても愚かだったと思うよ


今の自分を見てみると


なんて苦しそうなんだろう


人の目を意識して


過去の自分に追い立てられて


楽しいなんて感情


どこにもないから


ただ苦しいだけ



旅に出よう


苦しさから少しでも逃げるために


身体はそこにあったとしても


心だけでも解き放たれるように


15分間だけの旅へ

ただ単純に今の私の心を打ち出しただけです。

15分間しか出れない旅と見るか、15分間の幸福と見るか。

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