第一話 おはよう
どーも、烏皮です。読み方はとりかわです。うひ とか からすかわ じゃないです。
今回初投稿です。あと血はあまり流れませんが表現きつかったら言ってほしいです。
会話多めな書き方だから空白も多いです。
目が醒める。
コンクリートで出来た天井が目に入る。
「ここは...?」
何やら意味不明の機械の上に寝っ転がっている。
あたりを見回してみるが、どれも壊れた機械設備ばかりだ。
ふと、隣に置いてあったファイルに目をやる。
なぜこれだけ綺麗な状態で保たれているのだろうか。
そんなことを不思議に思い手に取ろうとした、その時だった。
手がない。
いや、正確には右肩から下の腕が丸ごとなかった。
どうして俺は生きている。なんで生命活動が維持できている?
不思議とパニックにはならなかった。
まるで最初からついていなかったかのように。
とりあえず立とうと起き上がるが......足もない。
俺は左腕を除いた四肢が欠損していた。
どう動こうかと悩んでいる時、スピーカーから音声が鳴り響いた。
「おはよう!!よく眠れた?」
「...は?誰だ?」
純粋な問いを返してしまう。
目覚めて一番最初に聞いた言葉は「おはよう」らしい。
「なになに?アタシのこと知らない感じ?」
「そりゃ初めましてだしな」
「あ〜...あの博士まさか初期データミスった?え、詰み?」
「詰みじゃないが。というか、初期データって何だ」
まるで俺がロボットみたいじゃないか。よしてくれ、そんな言い方は。
「まずそこからなんね...アンタは博士の最高?傑作?の半人間アンドロイドだよ」
「ハテナをつけるなハテナを。...って俺がアンドロイド?」
「そ。んでアタシが完全自立型超絶美少女AIのテスラ!よろしく〜」
「声だけの癖に美少女名乗るなよお前」
俺はアンドロイドなのか。しかし、四肢が欠損していようと人間は生存が出来る。
それだけでは半人間アンドロイドとは言いづらい。
ならばどこかしらの臓器がないのか。
「お前とかゆーな!...ってかなんで冷静なの?」
「別に、そういう性分なんだ」
「クール系とかモテないよ?それはファンタジーのお話の中だけだよ?」
「モテたいとかでこういう性格やってるわけじゃないと思うぞ。...多分」
「はいはい、わかってますよーだ」
なんだこいつ。ぶん殴りたい。
「あ、そいえばアンタの名前は無いよ」
「自分で名付けろってか」
「別にアタシが考えた名前でもいいけど?」
「ロクなのでは無いと思うが一応聞く」
「完全無敵最強破壊丸」
何言ってんだこいつ。スクラップにしてやろうかな。
「却下。...モノでいいよ」
「おっけーモノね。カッコつけ?」
「人の名前バカにするんじゃないってお母さんに習わなかったか」
なんでこんな煽るAI作ったんだ博士。
「そういえば思ったんだが、なぜ俺はこんな体なんだ?」
「あ、やっと本題?それはね...数百年前に文明が崩壊したからでーす!」
「適当だな。雑なタイトル回収か」
「いやいやガチなんだって!核戦争が起こって、相打ちでバーン!って感じ!」
「まぁ疑う意味ないから信じるけどさ。それとどんな関係が?」
だからといって俺が半人間アンドロイドになるのか?
「まぁそっから先はアタシも知らないんだけど」
「何でだよ。説明する流れだったろ今」
「だって博士が理由アタシに教えてくれなかったし〜」
「『自分のやりたいことして生きてくれ』って言ってたよ〜」
なんだそれ。退廃した世界でやりたいことがあるような言い方だな。
創られたってことは何らかの役割があるはずだ。ただ創った訳ではあるまい。
「...俺の存在意義ってなんだ」
ふと疑問に思ってしまった。
「え?」
「俺はなんのために創られた?役割は何だ?」
良くない思考が加速する。
「ちょちょ、ストッ」
「おい、テスラ。早くここから出せ」
早く結論を出したい衝動に駆られる。
「ストーップ!!」
「!?」
テスラに止められて我に帰る。
「そういうの禁止!だめ!やめて!」
「機械として役割を探すのは当然のことだろう」
「博士が自由でいいって言ったからいいの!」
「...じゃあ自分の存在意義を探しながら好きに生きる」
これならいいだろう。博士の伝言も俺の目標もどちらも満たしている。
「う...仕方ないかぁ...ってか、初めての名前呼びが命令形ってどゆこと?」
「...悪かった、テスラ」
「やけに素直じゃん」
「流石に悪いことをしたなとは思っているからな」
人として当然のことだろう。
「いい考えしてんじゃん、とりあえず外には出るよ」
「この状態でどうやって?」
「そう焦んないでこっちでやるから」
突如として寝っ転がっていた機械が音を立てて俺を包むように動いていく。
そして欠損した部位に義手と呼ぶべきか、パーツがくっついていく。
痛みは一切ない。機械だからまぁ当然か。
「...すごいな、これ」
動くのに違和感とか一切ない。元々俺のパーツだったっぱいな。
「ふっふ〜んすごいでしょ!博士が創ったの!」
脳の中に直接声が響いてくる。うるせぇ。
「なんと!アンタは永久バッテリー式だから充電切れとか無いよ」
「待て、お前俺の中に居るのか?」
「せいか〜い!テスラちゃんが旅を快適にサポートするよ!」
おそらく今取り付けたパーツの中にテスラが入っていたのだろう。
それはそうとして声がでかいな。
「ちょっと!今失礼なこと考えてるでしょ!」
「流石に思考盗聴まではいかないんだな」
まぁ別にバレたところでどうという訳でも無いが。
「もう外に行っていいんだなテスラ。早く行きたい」
いや待て核戦争の後では放射能が凄いのでは...?
「あ、放射能とかはもうないから大丈夫だよ〜」
「やっぱお前思考盗聴できるだろ」
「いや?できないよ?」
「マジか...」
そう言いながら俺は扉を開けた。
自分の存在意義を探す旅が今、始まる。
ここまで読んでくれてありがとうございます。結構長めに続けていく予定ではあるので
感想とかくれるととんでもない励みになりますんでお願いします。
今回は大体2000文字ほどで書いたんですが。
多かったり短かったりしたら言ってください参考にします。
また次回お会いしましょう。




