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FractWorldOnline〜その神官は前に出たい〜  作者: にーとどらごん


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1/8

第一話

大学の夏休み。


特に予定はない。


バイトも入れてないし、暑くて出かける気も起きない。


正直、暇である。


そんなときに、スマホが鳴った。


「生きてる?」


「死んでる〜」


「今暇?」


「否定はしないね」


「じゃあ決まりだね」


「何が?」


相変わらず話が早い。


「FractWorldOnlineやろうよ」


「……あー、あの新作のVRMMOか」


"フラクトワールドオンライン"最近よく名前を聞くやつだ。


とにかく自由度が高くて、プレイヤー次第で世界が変わるVRMMORPG。


「俺、オープンベータからやってるからさ。最初の流れくらいは教えられるからさ」


「へぇ、ナビ役してくれるってことね」


「そうそう。だからさ、一緒にやろうよ」


「他にもいるでしょ」


「いるけど、気楽に組めるやつがいいんだよ」


 少し間があって、続く。


「まあいいけど、暇だし」


 やることはないし、断る理由もないしね。


「やった、じゃあ先入ってるわ。」


 通話が切れる。

 静かになった部屋で、軽く息を吐いた。


---


数分後。


VR機器を被って、ベッドに横になり、電源ボタンを押す。


視界が暗転して、切り替わる。


---


白い空間。


中央に浮かぶメニュー。


【キャラクターを作成して下さい】


「キャラクリかぁ」


今のVRゲームの大半はVR機器に接続した際の元の顔がベースになる事が多いので中性的な顔の僕はどう頑張っても高身長で細マッチョなイケメンにはできないのが悲しい所。


軽く操作してみる。

反応は滑らかで、ストレスはない。


「種族……」


 ヒューマン、エルフ、ドワーフ、獣人、小人、竜人。


 一通り流し見て――


「これでいいか」

竜人を選択する。

「昔からこういうの選びがちなんだよね」


---


白い髪が肩にかかる。

手を入れて整えたわけでもないのに、やけに収まりがいい。


前髪の隙間から覗く瞳は、水色。

やや切れ長で、感情の揺れが読み取りにくい。


その奥にある瞳孔は、縦に細い。

人とは違うと、一目で分かる。


額には小さな角。

主張は弱いが、視線を向ければ気づく程度には存在感がある。


背後では、細い尻尾がゆるく揺れていた。


全体的に中性的な印象。


今回はいっその事全力で女性に近づけてみた。

ぱっと見なら、女性に見えてもおかしくない。


「……まあ、これでいいか」

 低めの声で、小さく呟く。


---


「ジョブは……神官でいいかな」


普段はこういうの前衛を選ぶんだけど、たまにはヒーラーもいいよね。


 決定を押す。


【キャラクター作成完了】


【ワールドに接続します】


---


 光に包まれて――

 次に目を開けたとき、そこには街が広がっていた。


【ステータス】


プレイヤー名:nayuta


種族:竜人


ジョブ:神官


レベル:1


HP:100


MP:120


STR:12


VIT:10


DEX:10


AGI:10


INT:10


MND:12


LUCK:10


【装備】


武器:初心者用戦杖

頭:なし

胴:初心者用ローブ

腕:なし

脚:初心者用ズボン

足:初心者用ブーツ

装飾:なし

【スキル】

・ヒール Lv1

・リジェネ Lv1

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