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9.家の秘密

 2人のじゃれあい?が終わって落ち着いたようなので、改めて気になったことを質問していくことにした。片方が猫だしリアルキャットファイトって思ったのは内緒だ。そもそも火舎さんの性別分からないや……また端の方で丸まったけど、隅っこは寒くないのかな?

「おほん!話を戻すとしよう」

「オネガイシマス」

 目の前で色々と飛び交うのは面白いけどちょっと怖かったし、話が戻るのはありがたい。金ちゃんの周りがゆがみだしたのはびっくりしたなぁ。


「一先ず、私のような者達が当たり前のように行き交うようになったのが今の世の中じゃ」

「それが本当にびっくりだよ…僕が見える側だったのもそうだけどさ」

「ダンジョンが発生する以前から見えるものには見えておったからな。この家の者たちがいい例じゃ」

「そうだそれだよ!この家ってどういうこと?いや僕が金ちゃんと話しているのを疑問に見られていなかったから見える家だったんだなってのは理解できたんだけど、術法がからっきしとか言ってたし…」

「おや、それも知らんかったのか?この家は代々陰陽術を継承しておる由緒正しい家じゃぞ」

「陰陽術……ってことは陰陽師なの僕の家!?」

 そんなこと一度も教えられてもらってない…いや、そう言えば小さな頃に度々父さんや母さんからお札みたいなものを持たされたりとかしていたような?それに書庫に入ろうとしたらお前は飲まれる可能性が高いから入室禁止とか言われていた記憶がある。


「ふむ、どうやら真実を伝えると暴走する危険があるから余り教えていなかったようだの」

「暴走って酷い!式神とかを呼べるなら触れ合ってみたいし、周辺に巣くう危険な妖怪たちをとらえてじっくりと観察するだけだよ」

「前半はまだいいが後半はアウトじゃ」

「なんで!

「陰陽師なんだからきちんと払わんといかんだろうに…間違いなく飼うじゃろ」

「うっ…式神としてなら大丈夫なんじゃ」

「束になるぞ束に」

 金ちゃんが床に手をついて何度も上に上げている…そんなに束になるレベルで捕まえたりなんかはしないと思いますん。


「どっちじゃそれは」

「NO寄りのYES」

「アウトじゃ」

 ダメかぁ…

「それに、今では妖怪も敵対的な者共を除くが権利が認められておるからな。そんなことをすると捕まるぞ?」

「まさかの法律が出来てる!?」

 昔と変わりすぎだろう。テレビ番組で河童や雪男にUFOを探すとかの番組をやっていたのはどこに行ってしまったんだ…そこら辺もいろいろ学んでいかなくちゃダメだなぁ。


「一先ず色々と話して疲れたじゃろ?朝餉を用意してあるからこれを食べて一度休憩せい…本当は今日起きてすぐに渡す予定だったのだがの」

「それはまぁ気になることがいっぱいあったから…」

 主に僕の体についてだけどね。金ちゃんがどこからか出したおかゆに漬物は美味しそうだけど、おかゆかぁ…病人みたいだ。


「実際病人みたいなもんじゃろ。まだ体も安定しきっておらんが何か口にした方がいいと思って作ってきたんじゃぞ?要らんのならしまう「食べます食べます!」…ならば、ほれ」

 差し出されるのはおかゆの入った匙。

「金ちゃん?たぶん自分で食べれられると思うんだけど……」

「何を言うか。未だ足も動かせず腕で座る体勢にするのがやっとな状態で物など持たせられるか」

 そうかなぁ?ちゃんと手は握れるし枕ぐらいなら引っ張れるから大丈夫だと思うんだけど。


「そうやって3日前にフラッとしたのを忘れたのか?」

「あれは起きたてだったし」

「とにかく今日は私が手ずから食わせるので我慢せい!いつ体調が崩れるかわからんのだからな!」

「…はーい」

 渋々ではあったが、銀次郎はおかゆやたくあんなどの漬物をあーんで食わされるという羞恥を繰り返されることとなった。


「早く体が良くならないかなぁ…」

面白そうなので火車は端からニヤニヤ見ています。


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