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ゴッドハンド 内野ドクター
「山中先生、大門との件なんですけど、俺はアイツが好きなんです。」
ああ。ほかに妙な噂が立たないようにしてほしいんだろ?
いつもすんません。
彼と山中医師は医大時代の先輩と後輩。
俺もそうだが、精神的な支柱は離したくない人間になる。
「内野先生、急患です。」
次なる患者さんがやって来た。
彼は心肺蘇生を手慣れた様子で行う
「すまん、内野、この患者さんのオペ、担当してくれ。」
山中医局長からの依頼である
「執刀医の内野です。患者さんの輸血は?」
A型で500ミリリットルです
彼は手術の名手で出血の源流を探す
「見つけた。今から止血します。」