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顧問弁護士、登場
「高岡先生、どうですか?」
おお。内野先生か。ありがとう。先生なら治してくれると信じてた
「調子はいいみたいですね。僕はほかの患者さんと同じく先生を治したまでです。」
褒められるのは慣れてないみたいだね。顔に出ているよ。
「さすが精神科医を長年やられている先生ですね。」
内野医師は高岡医師を担当医として診察した。内視鏡手術は内野医師の得意分野
数日後、高岡医師は退院した。
「内野先生、弁護士の角谷さんと名乗る方が内野先生にお会いしたいと。」
大塚がいないんだが。
「内野先生、弁護士の角谷と申します。城島章子さんの顧問弁護士です。」
医療過誤の裁判の件ですね?
ええ。ですが、内野先生に慰謝料を請求したいわけでは。
外科医局で内野医師は腕を組む。
「担当医を俺らで捜せか。ヒロも無理を言うもんだ。」
顔見知りか? 角谷弁護士と
ああ。高校時代の先輩と後輩だよ。