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5

侵入者というのは一人の少年のこと。その少年は突如扉を開けた。


「美少女、美少女、美少女、美少女、美少女はどこだぁぁぁあ? 美少女を今すぐにでも……」


首の周りにあるペンダントが光り輝き、中年男性は自我を失っていた状態であった。

その状況を目の当たりにした少年は、顔がこわばる。


「ファイヤー! ファイヤー! ファイヤー! ファイヤー! ファイヤーボール! ファイヤーボーーウル!」


中年男性は力を振り絞り、複数の火球を飛ばす。その内の数球が少年の顔や身体をかすめる。


「待て待て、俺は何もしてないって!」


少年は無事だが、トイレの扉が破壊され、その周辺は岩石の塊が出口を塞いでいた。

これにより、少年は顔色が蒼くなるのを感じる。

しかし、中年男性は止まることなく火球を飛ばしていたので、運良く複数が岩石の山に当たり、少年は出口を確保することに成功。少年の表情が瞬時に切り替わる。


絶好のチャンスを彼は逃す訳はなく、しかしながらそんなことを許す中年男性でもない。

少年はすぐに出入り口付近にある半壊の自転車を見ると、非常に残念そうな表情をしたが、それでも自分の命を救うべく自転車に乗り、全力で漕ぎ始める。


ところが、車に匹敵する速度で中年男性は少年に迫り、焦りを見せ始める少年。

恐ろしいことにこの間にも火球は飛ばされている。

そして次の瞬間、少年の自転車は散失。単純に半壊の自転車にかなりの負担が掛かったことによるもの。

小さな部品があちこちに転がり、少年もそれにつられて転倒した。少年は後ろを振り返り、中年男性との距離を確認する。


幸いなことに、少年が思っていた以上に距離があったが、追いつかれるのは時間の問題。そんなときだった。


「待て……ゴホッゴホッ。うっうぁぁぁぁぁぁ」


中年男性に異変が起き、突如地面を這い蹲る状態になる。その間に徐々に勢いを失い、力尽きる。

少年は中年男性の方をチラ見した後、中年男性を放置状態にして三階を目指す。

今週いっぱいは忙しいので、短めになることが多いです。すみません。

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