登場人物
志麻田 秀助
多くのソフトウェア開発に携わっている、腕利きのプログラマー。仲間への指示を出す司令塔であり、逃走ルートや武器調達などの膳立てを担う。言葉遣いは乱暴だが、仲間への信頼と思い入れは厚い。
下滝 智
ターゲットの一人である、カラギ貿易社の社長秘書という役職に潜入し、定期的に仲間へ情報を流して実行の指示が下りるのを待っていた。温厚で、本来ならば人を傷つけることを恐れる平和主義者。
鷹尾 一希
カラギ貿易社の社員カフェの明るい店員。銃器の扱いに長けており、殺人の技術を付ける為に姿を消していたが、1年前に東京に戻ってきた。ターゲットには一切の慈悲を与えない。
榊 直文
13年前志麻田、下滝、鷹尾の今は亡き友人。暴力団の銃撃戦に巻込まれ、その銃弾を受けたことが死因とされている。
大渡 清志郎
一人目の被害者。カラギ貿易社の社長であったが、眉間を銃で打ち抜かれ死亡。
正木
連続殺人を追うベテランの刑事。しかし組織には不向きな性格のようで、エリートコースを辿ることはなかった。警察階級は警部。
伊方
正木と行動を共にする茶髪の若い刑事。警察に似合わない、不良のような言動や外見をしている。警察階級は巡査部長。
大渡 温史
大渡清志郎の息子。死亡した父親に代わり、カラギ貿易社社長の椅子に座る。
白城
居酒屋サカグチを一人で切り盛りする男。外見から薄目店長と周囲から呼ばれ、偶然にも下滝、鷹尾二人の行きつけの店となっている。
次郎丸 亜紀
連続殺人事件の核心にいち早く迫ったフリーの女記者。殺人事件の類いなどあまり平和的とはいえない記事を専門としている。
九条
志麻田と付き合いのある武器商人。"情報"を金よりも重要視する持論を持ち、同時に殺人欲求を持て余している。
山下 紗
鷹尾が勤務するカフェの女性店員であり、チーフである鷹尾の後輩に当たる人物。生意気な言動が多い。