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第一話 悠斗視点

俺は確かに3年ぶりに友人と会うはずだった。

数日前までずっと死んでいたと思っていたのに生きていると聞かされそれを確かめるためにここまで来たのに世の中不可思議なことは確かにあるがこの展開には俺にはすぐには理解できなかった。

「え~と、・・その」

友人(♂)が

「久し・・ぶりだね・・・元気だったかな?」

友人(♀)になっていたなんて・・・

―――

――

俺が知ってる神崎奏は確かに男の子だった。

奏は幼い感じがあってまつげも結構長くて顔つきが女の子のよう見えたんだが

いくらなんでもこれはないな。目の前にいるのは奏なわけがない

「すみません部屋間違いました」

俺は一目散に部屋から出た。

俺としたことが部屋間違えるなんて駄目だな、反省しなくては・・・

「いやいやいや!!間違ってないから合ってるからここで!!」

「・・・」

いやいやいやはこっちだよ?何この現状?

俺もさ、ある程度覚悟はしたよ?顔を傷だらけとか

何かの病気になってあと数年しか生きられないとか

そんなこと思ってたけどこれは想像してなかってしてなかったよ。

「本当に奏・・・なのか?」

「うん・・・悠君も変わったね」

いやいやいや確かに3年もあれば体格とか性格が変わると思うけど

性別が変わるなんてさすがの俺もびっくりだよ

たぶん今年一番の驚いたんじゃないか?

ちなみに今年1番だと思ってたのはハスからもらったグラビア本の一押しのページがドッキリででホラーになってたことかな?次の日にハスを死なない程度に痛めつけたがな。

それにしてもこれほど美少女って言葉がこれほど似合う人は

いないんじゃないかって思うくらい可愛い。

微笑みはどんな人も魅了されてしまう気持ちになってしまうほどで

すき透るような青色の髪は艶みたいのが腰まであって

宝石のような輝きを放っている

あとでかいな・・・・・・分かるだろう?胸だよ胸。また話がずれな・・・ちゃんと話し合うか

「悪いが確認させてもらうぞ」

「いいよ、悠君が聞きたいことはなに?」

「なんでその呼び方なんだ?」

「彼女にそう呼んでほしいから?、あとは男からそう呼ばれるのは気味が悪いからだっけ?」

「でも僕がこの方が呼びやすいって言ったら、納得してくたでしょ?」

「そういえば美佐ちゃんからはなんかテンプレ?だねって言われたね」

「OKわかった、認めるからもうやめてくれ」

この秘密をしってるのは俺と奏、美佐、龍二だけのはずだからこいつが奏なのも納得できる

「・・・3年ぶりだな、また会えてよかった」

「うん、悠君に会えて・・・本当に嬉しいよ///」

話がまた脱線してしまうがあえてい言わせてもらおう

超可愛い、超可愛い。大事なことなのでもう一度、超可愛い!

今まで出会ってきた中で一番だと言えるほどこの俺の好みどストライクな容姿は思わず色んなところ凝視してしまうほど魅力を発しており今の俺の姿は世間では悪いイメージしかもたれないほどでいろんな意味でこのままでは不味いぞ

「悠君・・・ちょっと目つきが怖いよ?大丈夫??」

いかんいかん逆に心配をかけてしまった、ちゃんと真剣に、正面から話し合おう。

「奏・・・こんなこというのは言うのは失礼だと思うけどさ」

「・・・何?」

一瞬だが戸惑ってしまう、奏では何を言おうとしているのか分かっているがあえてそれを

本人の口から伝えるの待っている。

まるで我が子の意見を優しく聞こうとする母親の様に見えてしまうほどで俺にはそれが直視できなかった

「あの時の事故はその・・・俺のせ」

「悠君・・・あれは悠君せいじゃないよ?」

すごく優しい声で間違いを否定したがそれでも自分が言いたいことを言った。

「・・・おまえがはしゃいでいる俺を庇ってから」

あの時は町内の大きなお祭りで皆で楽しみたいと思ってて美佐も龍二もはしゃいでて

あんな道から車が突っ込んでくるなんて考えてもいなかった。

「だからって自分が轢かれたらよかったなんて考えてるなら、本気で怒るよ」

頭ではわかっているんだが、あの時罪悪感は半端なかった。

あの時の最後の言葉が「――――」だったから

おまえから一番聞きたくなかった言葉だ。

「そ・・れは・・・その」

「・・・」

なにやってんだろうなぁ俺は・・・ちょっと話題を変えるか。

「あ~その、なんだ友達が女の子になるなんて想像できなかったな」

「・・・そうだね。普通に考えたらありえない事だからね」

「悠斗君は今の僕の姿見てどう?」

「失礼かもしれないが正直に言うとめちゃめちゃ可愛いって思っている」

「あ、ありがとう///」

「お前はどうなんだ?初めて見た自分の体の感想は?」

「まぁ驚いたけどそれより生きていることがうれしかったかな?また悠君と美佐ちゃんと龍二さんと一緒に遊べるなぁって」

「男として生きられなくなったけど、僕は全然後悔なんかしていないだよ?

 死んでしまったらもう・・・会えないからね」

神崎さんが言っていた奏が生きることを選んだってことはこの理由なのか?

奏は自分のどんな姿になっても俺たちに会いたいからって気持ちが伝わるが

同時に・・・駄目だ、同情なんかしたらこいつの友達失格だろ

どんな姿になっても友達なるって決めていたじゃねぇか

それは今も・・・いやより一層高まった

俺は・・・こいつの・・・奏の

「俺はお前の味方だ。お前がどんなところにいても苦しんでいるなら助ける

 あの約束はずっと一緒守っていきたいからな」

「」

他人が怖くて、自分を痛めつけて来る敵が怖くて、誰かに助けてもらうのが出来なかった臆病な奴

一人ぼっちになるのが嫌なくせに自分は一人でも生きていけるって泣きながら大嘘つく奴でたった100円のアイスをおごってやっただけで泣きながら食べてをお礼を言ってくる奴を俺は見殺しになんかしない。

あの時の約束を破ったりしない俺は奏の友達だからだ。

「・・・ありがとう・・・グスッ・・・本当に・・・あり・・がとう、

 それ以外の言葉が・・見つから・・・ないよ・・ぐすん」

言いたいことがやっと言えた・・・あの時の約束をもう一度果たすため

もう失うのはごめんだからな・・・彼女ように

「泣くなよ今のは笑うとこだぜ?」

「グスッ・・・悠君!」

奏は俺の名前を呼ぶといきなり俺に抱きついてきた。

「・・・おい奏?ちょっと離れてもらうと助かるんだが」

「ごめんね・・・でも・・・もうちょっとだけいいうよね?」

その上目づかいは完全に男殺しの技だぞわかっててやってないこの子?

「なんかさ、悠斗君・・・大きくなったね」

・・・違う違うそういう意味じゃないはずだ・・・うん、きっとそうだ

女の子特有のいい香りとかその豊満のお胸が当たって本当に

「それに・・・硬くて、ごつごつしてる」

おおお落ち着け落ち着け少し鼻息が荒くなっている気がするが落ち着け

ちょっと髪に触れたがものすっごいサラサラなんだけどなにこれ髪フェチ

じゃないのにすごい興奮するって違う落ち着け赤坂悠斗

こういう場合ってたしか円周率を言えばいいって聞いたが

俺の頭には3.14以降の数字は残念ながらおぼえてないからこれはやめて

他には素数を数えればいいだっけ?

2.3.5.7.11.13.17.19.23.29.31.37.41.43.47.49・・・えぇ~とあとなんだ?

(いいじゃねえか押し倒しちまえよ、お前なら大丈夫だって)

俺の心の悪魔が囁いてきがった。

(性欲は適度に発散しないと駄目だよ?さあ、その穢れを解き放とう!)

おい天使、ここはちゃんと止めるよう仕事しろよ天使

なに悪魔の後押ししてるんですか?グルなんですか?俺の天使は天使の皮を被った悪魔なんですか?

「・・・うん!なんかスッキリした!」

そう言って奏はようやく俺から離れてくれた

よし冷静に対処できたなえらいぞ俺

「え~っとごめんね悠君、いきなり抱きついたして」

「ノープログレム、ノープログレム、大丈夫です。」

役得だったからね本当に

「いきなり人に抱きつくのってなんかかなり・・・恥ずかしいね///」

Coolになるんだ赤坂悠斗、今の美少女だが

こいつは神埼奏で友達(♂だった)なんだぞ。

冷静に落ち着いて会話するんだ。

「いきなり抱きつくなんて大胆なやつだなお前は」

「うん、なんか我慢できなかったし悠斗君ならいいかなって思ったから///」

奏さん・・・その台詞は・・・かなり・・・エロいです。

「悠君顔が真っ赤だよ///」

「はぁ・・おまえが言うな///」

恥ずかしいけど嬉しそうな表情する奏に俺はちょっと見惚れてしまった。

そこらのアイドル顔負けの美少女だな本当に

「あ、あのね悠君!僕、月乃澤学園に入学することになったんだ」

「入学・・・ってまさか1週間後に転校生が来る話はお前のことか?」

「あれ?お姉ちゃんはまだ学園長さんにしか話してないって

 言ってたけど?」

奏を再開があまりにも強烈で肝心のこと聞くのをすっかり忘れてた



今作品のヒロインであり同時に主人公でもある奏の登場で本格的に物語のスタートです

基本的に悠斗視点と奏視点で物語は進んでいきますがちょっぴり別の人物の視点も書いていきます



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