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第十九話 悠斗視点

今回は少し短いです


「え~3日後は新入生歓迎会レクエーションだ

 詳しいことは学園サイトに記載されているし、お前たちも前回経験しているから

 説明はせんでいいだろう」

「前回はなかなか派手だったし今回はなにするんだろう?」「障害物競争は怪我人続出だったよね~」「俺なんか擦り傷だらけだったよ」

もうすぐ始業式が始まって2ヵ月経とうとしているのに今更新入生歓迎会ってどうなんだって話だがこれは毎年恒例のツキガクの催しなっている

「ああ~…このプリントに今日の放課後までになんの種目を出るか決めて

 先生に提出するように」

相変わらずやる気のない先生だな

新入生歓迎会レクエーションと言っても様は運動会だ

種目は生徒会が決めているが今回は会長も種目決めに参加しているようでどんな種目になるのか分からないが生徒会長は常識人だし滅茶苦茶な種目にはならないだろう

???「悠斗はどうすんだ?」

俺の目の前に現れたこいつは……誰だ?

「俺だよ! ハスだよ! 昨日も会っただろ!?」

「お前が前回に登場したが忘れるくらい前の話だったから…」

「前回ってなんだよ!? 昨日会ったって言ってるだろ!!」

「俺が知っているハスならパンツ一丁で空中2回転してからの土下座ができるはずだ」

「そんな大道芸したことないんだけど!? できたとしてもいつ使うんだよそんな技!」

「2年前にお前が女子の更衣室からブラジャーを盗んだときに」

「オイィィィィーー!!誤解を招くような嘘言うなー!

 おい…違うぞ皆! そんな目で俺を見るなぁ!」

ハスが必死に弁解している間にどんな種目があるか確認しよう

学園サイトから記載されている種目はリレー、二人三脚、借り物競争など言ってしまえばベタな種目があるが種目欄の一番下競技名が未定って書いてある

「ハス、一番最後の種目だが何か知ってるか?」

「え? 種目が…未定? そんな話聞いてないがって何か書いてあるぞ?」

未定の横に米印が書いてあってサイトの一番下に書いてあるのが

(参加者1人で非常に運動能力の高い選手を推奨します。)

「なんだこれ? どんな種目か分かんないのに運動神経のいい奴を選んだ方がいいってか?」

どんな種目かは知らないがこんな遠回しな言い方をして誤魔化そうする人は会長以外いないだろうな皆が教卓の前でどの種目出たいかジャンケンで決めたり、仲がいい奴同士で決めたりしている

「このクラスで一番運動神経いい奴って悠斗以外ありえないだろう」

「こんな目立つ種目に出ろってか? 悪いがパスだ」

「だったら早く決めたほうがいいじゃないか?」

しかし俺が教卓の前に行っても怖がってどういう反応すればいいかわからんしな

「…ちょっと待ってろ」

ハスが委員長に何かを話してプリントを持ってこっちに戻ってきた

「お前が行くと皆怖がっちまうだろう? だからこれだけ持ってきたぞ」

「今のでお前の好感度が5上がったぞ」

「そうかよ…ちなみに俺への好感度っていくつ?」

「ー30だ」

「思っていたより悪評だったよ!!?」

「お前の秘蔵コレクションを譲ってくれたら+100だ」

「安いなお前の好感度!」

前回があれだったからな…プリントに目を通してみるとほとんどの種目が埋まっていて

残りはムカデ競争に騎馬戦に未定の種目だけだった

「クラスでぼっちのな悠斗君にお勧めな種目は最後の奴だよ」裏声

「その顔ムカつく」

「いや顔は普段と同じって痛たたたたアイアンクロー禁止~~~!!!」

しかしハスが言った通り俺には団体種目はクラスに迷惑をかけてしまいそうだ

「…ほら」

「やっぱりにそれなっちまったか」

「お前が楽そうでいいな」

「玉入れなんて適当に投げて終わりだし俺には放送があるからそっちを頑張るんだよ」

こうして種目決めは一限目が始まる前に終わった

―――

昼休みは統治会室でメシを食べることに

「奏ちゃんは何の種目に出るの~?」

「僕は玉入れだよ、運動音痴なのはクラスの皆が分かってるみたいだから」

「あたしも玉入れだよ~! 一緒に頑張ろ~!」

「が、頑張ろ~!」

「無理してやらなくていいですよ…私は借り物競争とリレーです」

「僕もリレーだけど1年から3年が奇数偶数で別れてやるから敵同士になっちゃうね」

「龍二はD組で冬香ちゃんはC組だからね~

 でも去年って奇数組が陸上部ばっかりで2週も差を付けたよね」

「しかも途中で偶数組が途中でバトン落としたから余計に差が広がったんだよな」

「…悠君はどんな種目にしたの?」

「未定」

「え!? 悠斗あれ選んだの!? あれ考えたの絶対会長だから

 マジでなにやるのか分かんない種目だよ」

「あれしかなかったんだよ…俺も会長が考えた種目だってことは分かってるよ」

「姉さんが考える種目ですからね……頑張ってください」

「そういえば会長さんは?」

「姉さんは生徒会室にいるようです。

 多分レクエーションの準備を手伝っているのでしょう」

あの会長がタダで手伝うわけがない…大方準備を手伝う代わりに

私のやりたいことをやらせろって感じだろう

未定のことも聞いても絶対にしらばっくれるに決まってる

「今日はいつも通りの通常授業で

 明日の放課後からレクリエーションの準備のだからね」

「まぁ力仕事はほとんど運動部がやってくれるから他の人は椅子の設置だけだよ」

「僕は運動は苦手だから応援くらいはしないと」

「…果然やる気が出ました(頑張れば奏が褒めてくれる…褒めてくれる!)」

1人なんか怪しい雰囲気がでているが奏も楽しんでいるようでなによりだ

放課後はバイトがあるため俺は先に帰ったが後で聞いた話によると今日と明日は

統治会は休みだそうでレクリエーションがますます不安になってきた

どんな話を書こうかな~

    ↓

今の時期は運動会!

    ↓

でも物語はまだ春…レクリエーションという形で運動会しよう!

    ↓

どんな種目しようかな~ ←今ここ

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