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第七話 奏視点

次は英語の授業だけどこれも先生が生徒に英文を読んだり訳したりと

特に変わったことしないオーソドックスな授業で僕も先生に当てられたが

特に難しいことじゃないし難なく答えれて先生にもしっかり勉強しているようねと

褒められて勉強した甲斐があってちょっぴり嬉しかった

授業も終わったと同時にさっきの2人が来た

「奏ちゃんさっきはゴメンね!ちょっと転校生だからって

 テンション上がっちゃって」

「大丈夫だよ、さっきはちょっとびっくりしちゃっただけだから」

「千代田さん、渡辺さん、奏は同年代の子とあまり会話したことないようですから

 東条先輩と同じようなペースで会話されると対応し難いですから注意してください」

「そうですか、気をつけます」

「・・・あれ?東条って美佐ちゃんのこと?」

「あれ!?美佐先輩のこと知ってるの?」

「友達なんだけど2人が美佐ちゃんのことを知ってたのが驚いたよ」

「あたし達テニス部だから美佐先輩と色々世話になってるかね」

美佐ちゃんテニス部だったんだ・・・昔は弓道部だったのにどうしてだろう?

龍二さんと悠君は空手かな?2人ともとっても強いからエースとか呼ばれてたりして

「ということは沢渡先輩も?」

「知ってるよ。美佐ちゃんに龍二さんに悠君も」

「ゆ・・う?それって赤坂先輩のこと?」

「そうだけど・・・2人ともどうしたの?」

なんだかすごく機嫌が悪そうな顔になってる

そういえば悠君は不良扱いされてるって聞いたけど

もしかして誤解してるんじゃないかな?

僕も実際のところ悠君が訳もなく人を傷つけるなんてしないから

「あのさ、悪いけど赤坂先輩には近づかない方がいいよ」

「あの人他校の人と喧嘩したりカツアゲしたりともうやりたい放題だから」

「聞いた話によるとこの学校でもカツアゲしてるようだし」

喧嘩にカツアゲって悠君が?悠君は自分から喧嘩する人じゃないし

ましてやカツアゲなんてするありえないことだよ

「そ、そんな事ありえないよきっと何かの間違いだよ」

「・・・奏、あなたは3年ぶりに赤坂先輩に会ったって聞きましたが本当ですか?」

「み、みんなと会ったのは確かに3年ぶりだけど」

「そうですか・・・ならあの事件のことは知らないようですね」

なんだろう凄く聞きたくないことを冬香ちゃんが言ってる

あの事件ってなに?悠君が僕がいなくなってから何か合ったの?

久しぶりあった悠君の顔が凄く暗くて後ろめたいことが何かあるような気がしたけど

・・・僕にはそんな事関係ない例えどんなことがあっても傍にいると決めたんだ

あの日、この世の全てに絶望した僕に手を差し伸べてくれた

僕の言い分なんか聞かずに自分がしたいことをすると言って僕を助けてくれた

「あのね奏ちゃん、赤坂先輩は「関係ない」

「「え?」」

「悠君になにがあったのか知らないけど僕の気持ちは変わらない!

 どんなに辛いことがあったとしても僕の思いは変わらない!」

この学園のほとんどの人が悠君のこと嫌っているのなら

僕が悠君の味方になるだけ、それだけで僕は幸せだから

僕のとき違って悠君には美佐ちゃんに龍二さんもいるから決して孤独なんかじゃない

「え~と・・・ごめん!ちょっとトイレに!」

「あ、あたしも!」

2人が急にそう言って教室から出ていってしまった

僕が2人の忠告を無視したから怒っちゃったのかもしれない

・・・初めての学園生活で早速クラスの皆に壁を作ってしまったかもしれない

「どどど、どうしようどうしようどうしよう」

「落ち着いて下さい奏、クラスで孤立しそうですが落ち着いてください」

「や、やっぱり酷いこと言っちゃったんだ~!うわ~~ん!!」

「泣き顔が素敵・・・ではなくて大丈夫ですよ。私はあなたの友達ですから」

「うう~、ありがとう~!冬香ちゃ~ん!」

「よしよしいい子ですから(凄くいい香り・・・役得です)

さっきのやりとりに冬香ちゃんに抱き付いているせいか

クラスの皆から注目されてしまっているけど

今の僕にはそんなことを気にしてる余裕はなかった

―――

――

―

「千歳」「うん、わかってる」

「これはもうあれだよね」「あれですな」

「正直漫画とかドラマの中だけだと思ってました」「あたしも思ってた」

「「・・・片想い!!」」

「だよねだよね!あれ絶対そうだよね!」

「あんな美少女の一方的な片想いなんて赤坂先輩・・・なんて罪作りな人!」

「・・・3年ぶりあった片思いのあの人!」

「病気を克服し、やっと同じ学園に通うことができたけど」

「あの人は昔とは違っていた」

「でも」「愛の前では!」

「「そんな事関係ないじゃな~~い!!」

「・・・ちょっと恥ずかしかった」

「ここ女子トイレだけど誰も入ってきてなくてよかったわ」

「でも奏ちゃんって人見知りだったよね?」

「知らない人には上手く会話できないだけで知ってる人なら別じゃない?」

「でも美佐先輩と沢渡先輩も知ってるなんてあの子何者なんだろう?」

「さぁ?美佐先輩と沢渡先輩も奏ちゃんのこと一度も話したことないからね~」

「でもこれほど面白いことはないね」

「クラスの男子には災難だよね」

「だよね~クラスの男子みんなあの子に夢中だし」

「・・・昼休みが楽しみだね」

「先輩絶対来るよね」

「「楽しみ~!」」

ちょっと短ったかな?(^^;)

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