表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/52

使命

 ソルラは、マグダレーナの前に立った。

「あなたには、辛い話をしなければなりません。」

「はい、薄々気付いてました。」

「そう。あなたの幼馴染は、闇に飲まれてしまいました。あなたにかけられた呪詛はクラウディア、その者によるものです。」

「ああ‥‥やはり‥‥。」

 ソルラは、マグダレーナの脳裏にクラウディアの身に起きた出来事を見せた。マグダレーナは両手で目を覆って泣き出してしまった。静かな洞窟にマグダレーナの嗚咽が流れる。

「私の力は破邪顕正の力です。マグダレーナ、あなたがあなたの剣を振るい続ける限り、私はあなたと共にいます。強くおなりなさい。剣を見せてください。」

 マグダレーナは愛用の剣をソルラに手渡した。

「ああ、ルナの力を感じます。では、私の護りをここに。」

 剣が輝き出した。

「オリハルコン‥‥。」

 リースは呟く。刀身がオリハルコンとミスリルのサンドイッチになり、オリハルコンの刃がついた剣になった。

「レベルも100上げておきます。あなたに祝福を。」


「次はあなた、ルクレツィア。」

 ソルラはルクレツィアに語りかけた。

「星の巫女。あなたは星の聖竜に出会えた時に、その力が開花するでしょう。あと、星読みで闇に眼をつけられていますね。手出しできないようにあなたにも加護と祝福を授けます。レベルを100上げておきますから魔法の力もより強くなります。これでひとまずは大丈夫でしょう。」

 ルクレツィアのレベルが100上がった。太陽の護りを得て、物理攻撃と魔法攻撃の耐性がアップした。


「エスター、あなたの探している相手は、私もよく知っています。たまに、ここへも遊びに来ます。ただ、私よりも妹、星の聖竜の方が仲が良いので、精霊王の居場所については、そちらで尋ねると良いかと思います。妹の居場所なのですが‥‥。」

 ソルラは上を見上げた。

「空にいるはずです。ここにいると時折、上空に気配がします。今もそうです、丁度いま、上を通り過ぎていきました。」

 リースたちの脳内に、イメージが流れ込んでくる。金属でできた物体。

「人工衛星‥‥いや、宇宙ステーションだな。」

 理解できたのはリースだけだった。

「大昔の時代の遺物だと言っていました。我々の生まれる以前、地上にあった文明の遺したものだと。」

 ソルラが言った。

「神が干渉せず放置した結果、人類は滅亡しました。そこで自然災害の象徴である私たちを地上に遣わしました。私たちが竜と呼ばれるのも、そこなのです。あれは、私たちが破滅の力を行使する時の姿ですから。」

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ