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転生

人生の半分はパチンコで生きてきました。

自慢じゃないが俺は大学を卒業してから1度も働いたことが無い。

でも稼ぎが無い訳でもない。


俺の名前は山田やまだ 晴太はるた

大学を卒業して20年。


俺はパチンコにハマってしまいずっとパチンコ生活で生きてきた。


親には呆れられ見放されたこともあったが、今では負けることはまずなく、少しずつだが貯金できるくらいには勝っている。


一時期は借金をしてしっかりと働くことも考えたが、いざ働くと貰える給料の少なさにがっかりして直ぐにやめてまたパチンコに戻った。


俺はこの時、もう普通の稼ぎ方は出来ないと悟った。


そして今日も今日とてパチンコに行っていた。


液晶をぼーっと見つめながらハンドルを握っていると、急に液晶が砂嵐のようになり俺は少しテンションが上がった。


しかし今までこんな演出は見たことがなかった為急いでスマホを開いて今打っている台のことを調べた。


演出期待度などを調べても砂嵐の演出は見当たらなかった。


意味がわからず隠し演出か何かと思いそのまま打つことにした。

すると液晶の中から人の手が2本出てきたかた思うと、俺の肩を掴んできた。


ハンドルを握っていたては離すことが出来ず空いていた手で手を引っ張り引き剥がそうとしたが力が強くそのまま液晶の中へ引きずり込まれようとしていた。


俺は必死に踏ん張り手を引き剥がそうとするが中々離してくれずそのまま頭が液晶に当たったかと思うと一気に身体が軽くなった。

しかしすぐにぐにゃぐにゃと身体が歪む感覚がして気持ち悪くなった。


「あ、俺死ぬのか…呪いのビデオを見たわけじゃないのに…てかこれって逆貞子?」


そんなふうに全てを諦め目を閉じかけていた時、足が地に着く感触がありパッと目を開けると、まっ更な砂漠の中に立っていた。

日本にこんな何も無い砂漠の場所なんてあっただろうか。

俺の知る限りではない。と思う。


俺は頭の中をよぎった可能性に確信を持った。


ここは、最近はやりの異世界ということ。


もちろん感想は1つ。


「あっつ〜〜〜。」


だった。



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