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スマホから始まるデスゲーム  ~神の試練編~  作者: アキレス
関東エリア篇
7/13

新スキルと仲間

新キャラ登場!

スキルを取る前に爆弾の補充と地図の購入を済ませておいた。準備はしっかりしておかないと後々忘れたりするからな。終わったらスキルを取ろう。


さて、どんなスキルが出てきているかな?えーッと、おおっ!スキルにレベルが表示されている!へー、今取れるスキルは最高レベルで3か。・・・そうだな、一応鑑定スキルを取っておこう。これで一々スマホを使わなくても魔物の情報が分かるはずだ。鑑定スキルは知識系スキルと併用して使うことができるスキルだ。まあ逆を言えば知識系スキルがなければ使えないスキルなんだが、併用することでかなり使いやすくなる。見るだけで相手の事が分かるからな。後これは、僕の推測だけど多分鑑定は知識系スキルの説明に補足説明のようなものが付くんじゃないか、と思っている。知識系スキルを使いやすくするだけならSP100も使わないんじゃないかっていうだけなんだけどね。


後は、短剣スキルを取っておこう。ベルゼトスをしっかり使えてないと持っている意味がないからね。えーっと、これってLv1から取っていかないといけないのか・・・。Lv1がSP100でLv2がSP150、Lv3がSP200ってことは、全部でSP450かよ。鑑定スキルも取ったから合計でSP550になるのか。・・・後、72ポイントしかないんだけど・・・。

・・・これで、よしっ。今日はこんなところか。時間は・・・もう7時か。早いな。

やることやったらもう寝よう。ほんとに疲れた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


翌日


「ふぁー、もう朝か。」


昨日はしっかり寝たから、今日は中々調子が良い気がする。さて、まずは寝間着から着替えてやる事をやる。今日は昨日の探索の続きだ。今のところどこへ行けばいいのか分からないから、虱潰しになるけどこれはどうしようもないことだ。そんなことを考えながら、準備を終わらせていざ部屋を出ようとしたら・・・。


「ん?なんか、引っかかってる?」


扉が何かに引っかかったように開かなくなっていた。・・・なんで扉が外開きなのか疑問だが、それよりも扉が開かないということは誰かがこの扉の前にいるということだ。少なくとも、魔物の類ではないだろう。問題は何故開けられないようにしているかだが・・・。

それは無理矢理扉を押して開けたら分かった。・・・なぜなら、扉の前で女の子が背中を向けて寝ていたからだ!なんで、寝ているのか分からないがとにかくこの状況をどうにかしなければならない。


「あ、あの~すいません。起きてくださ~い。」


しかし、僕の呼びかけも虚しく女の子は起きてくれなかった。

どうしよう・・・。ん~・・・。そうだ、魔法で起こしてみるか。確かそんな魔法があったような・・・。あっ、あったあった。これで起こしてみよう。


「闇魔法[スリープキャンセル]」


「・・・ん、ん~。ふぁー。」


どうやら起きたみたいだ。


「すいません。起きましたか?」


「ふぇ?あっ!す、すいません!すいません!」


「いや、僕は大丈夫だよ。」


「そ、そうですか?良かった~。」


「どうして君はこんなところに?・・・あっ、僕は霧島聡。聡って呼んで。」


「あっ、はい。私、春風智香っていいます。えっと、実は聡さんと仲間になって欲しくてここに来ました。」


「僕と?智香は僕のこと、知ってるのかい?君とは初対面だと思うんだけど・・・。」


「あっ!えーっと、私には特殊能力で仲間になってくれる人を見つけられるんです。それで、ここにその人がいるって反応があったから・・・。」


なるほど、その能力で反応した人が僕だったって訳か。


「そうか、実は僕も仲間が欲しいって思っていたところなんだ。僕でよければ仲間になってくれるかな?」


「っ!!っはい!!よろしくお願いします!」


「うん、こちらこそ、これからよろしく。」


仲間がこんなに早くできたのはかなりいいな。それに、彼女の特殊能力はこれからの仲間探しにとても有用だ。とりあえず、これからのことを話し合わないとな。


「中に入って。これからどうするか決めようか。」


「はい、そうですね。」


智香と話し合って分かったことを纏めると、

彼女がここ(このゲーム世界)に来たのはおよそ二ヶ月前。その時は、このホテルの627番で目を覚ましたそうだ。ちなみに僕がここに来たときにいたこの部屋は1000番になっている。おそらく、ここに来た人の人数に合わせているんだろう。そして、彼女はここに来てから魔物に逃げて生き残ってきたらしい。戦いは苦手で武器を持つと手が震えるんだそうだ。こればっかりは仕方ない。こんな女の子に殺し合いをやらせることが間違っている。彼女には後方支援に徹してもらおう。


「ところで、智香っていくつ?」


「えっと、18ですけど。」


「えっ!?」


僕より年上!?い、いや僕も今年で18なんだ。ってことは同い年・・・。僕よりこんなに小さいのに・・・。それに・・・。


「あ、あのさ、その髪の毛なんで青なの?」


そう、彼女の髪は青いのだ。暗めのネイビーブルーのような色をしている。


「あっ、これはポイントで、髪染めスプレーを買ったんです。凄いんですよ。元に戻すのに専用のスプレーを買わないといけないのが難点ですが、髪にサーってかけるだけで水に濡れても落ちずしっかり着色されるんです!適当にかけても髪全体に着色されるって不思議ですけど現実でもあったらとっても便利だと思うんですよねー。それに色も50色以上あるらしくてバリエーションも豊富なんですよ。」


「そ、そう・・・だね。」


さすがにこのマシンガントークはちょっと引いた。やっぱり女の子ってそういうおしゃれに拘るんだな。でも髪染めか・・・ちょっと興味あるかも。僕は生まれつきの茶髪だ。実は黒髪とか白髪に憧れている。でも僕を育ててくれていた祖父は髪染めとか嫌っている人だったから自然とそういうのは考えなくなった。今なら髪を染めても誰も文句を言わないだろう。


「・・・僕も染めてみようかな。」


「聡君も髪染めするんですか!?いいですね!どの色にします?茶髪だから、黒とか?あっちなみに金髪は似合わないと思いますよ?私的に。」


「う、うん。黒か白にしようと思ってるんだ。」


「ほーほー、なるほど。ふむふむ、では両方でどうでしょうか?」


「両方?それってどういう・・・。」


「実は二色のみでしかできませんが、着色したい色を二色同時に着色したい所にかけることで髪の毛の色を二つに分けることができるんです。例えば、白髪に黒のメッシュをいれるとか、右半分は黒で左半分は白にするみたいにできます。」


「へー、そんなこともできるんだ。」


「はい、しかしこの髪染め法は元に戻すときに専用スプレーが二つ必要になるんです。」


「そういうところはゲームなんだ・・・。」


「まあ、なんでも経験ですよ。聡君はポイントありますか?」


ポイントは21900か。まだまだ結構余裕はあるな。


「うん。ヘルハウンドを倒したからね。今、21900ポイントあるよ。」


「へっ?20000・・・ポイント?ヘルハウンド?」


「うん、だからスプレーも買えると思うよ。」


「はえー、すんごいですね。ヘルハウンドっていったらAランクの魔獣じゃないですか。それに20000ポイントって現金換算で200万円くらいですよ。大体ですけど・・・。ちなみにスプレーは150ポイントです。」


「へー、結構ポイント多かったんだね。・・・ああ、だから食料があんなに安かったのか。それからしたらスプレー高くない?」


「そうですね。ポイントで見ると食べ物が安く感じられますよね。スプレーが高いのは娯楽品だからだと思いますよ?って今更ですけど、本題について話しませんか?」


あっ・・・思いっきり忘れてた。


「そうだった。ごめん。」


「いえ、私も話につい興奮してしまったので大丈夫ですが。」


「じゃあ、話の続きをしようか。」


今度は、脱線せずにしっかり話せた。智香の持っているスキルは、光魔法と逃走らしい。逃走スキルは敵が襲い掛かってきたときに逃げるとAGIが倍になるそうだ。ただ僕のスキル欄には逃走はないのだが、聞いてみると逃走スキルはステータスのある能力値が出現の条件になっているそう。そのステータスはAGIで、全ステで最も高くかつ二番目に高いステの1.5倍ないと出てこないようだ。

結構面倒臭い条件だがスキルの効果は悪くないと思う。それからステータス値についてだが、AGIとDEX以外にあまり振っていないらしい。AGIは88くらいDEXは65くらいのようだ。他は20前後位らしい。DEXが高いなら、一応護身用に拳銃なんかを持たせたほうがいいかな?このゲームで武器を一つも持っていないのは正直自殺行為だと思う。それに武器って言うのは持っているだけで結構安心する物だと思うし。・・・けど彼女はそういうのは持てそうにないんだよな。


「そういえば、智香ってどうやってポイントを貯めてきたんだ?」


ステータス値を上げるのにポイントは結構使う。初期値が15前後だとしてもAGIとDEXに振ったポイントは大体1200くらいだと思う。魔物を倒していない智香はそれだけのポイントをどうやって手に入れたのか、とても気になる。


「えっと、魔物から逃げたからですかね。」


「魔物から逃げたから?」


「はい、ほらヘルプに『プレイヤーは様々な行動によってポイントを獲得することができます。』って書いてあるじゃないですか?多分逃げることでポイントを獲得することができるんですよ。」


「なるほど、そういえばそんな風に書いていたか。ついつい、魔物を倒さないとポイントが得られないのだと勘違いをしていたな。ありがとう、智香。」


「い、いえ私は別にそんなお礼を言われるほどのことはしていません!」


「?なんで顔が赤いんだ?そんなに恥ずかしがらなくても良いのに。」


もしかして、智香も海斗みたいに褒められたりすると恥ずかしがる性格なのかな?


「は、恥ずかしいわけじゃありません!」


??ああー、なるほど。恥ずかしがっているって思われたくないのか。海斗もそうだったもんな。


「そう?わかった。じゃあ、次の話に行くけど良いかな?」


「は、はい。大丈夫です。」


智香はかわいい(確信)

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