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女詐欺師確保
「ちょっ、ちょっと何なの?はなしなさいよ!」三つ編みの女はニヤリ男の掛けた手錠を振り放す様に強い口調で言った
ニヤリ男は大声で笑いながら女に言った
「三島ぁー!いやぁー立花か?それとも鈴木?まぁ、何でもええわ。山田花子。お前を詐欺で逮捕するから。黙秘権…んー、嘘つきのお前にとっては返って不利だな。」
女はニヤリ男を睨みつける様に
「あんた!ばっかじゃ無いの?山田かなんだか知らないけど,ええ加減な事を言うんじゃないわよ!」と吐き捨てる様に言うと
ニヤリ男は
「まぁ,ええわ。後は取り調べ部屋で二人っきりで会話でも楽しもうや。リムジンとはいかんが、後部席に席を用意してるから、警察署に着くまで景色を楽しんでくれ」と言いながら、若い警察官を呼んだ
「おい。あの高飛車の女と,あの取り巻き。あいつら容疑者だ。んー、というか、あの女の子を死に追い込んだ犯人たちだ。引っ張っていって取り調べすりゃ、直ぐに白状するだろう」と言いながらパトカーに乗り込み後部席の三つ編み女に
「おまたせ。ほないこか」と、ニヤリと笑った。