表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
95/100

また今度

「ふむ、どうやらお互いタダでは済まないらしい。 悪いがお暇させて頂こう」


「みすみす逃がすとでも?」


 すると、何かが私の方へ近づいてくる音が聞こえる。

 ズシンッズシンと、明らかに人間の足音ではない。

 その音は後ろから聞こえる。


 そっと、手に持ったランプを後ろへ向ける。

 すると、オレンジ色のランプの光が、後ろから近づいてくる何かを照らした。


 鬼だ。


 それも、さっき朝さんが斬って捨てた。

 目は虚ろげで、生気を感じられない。

 動きもなんだかぎこちなく、ゼンマイを巻かれた人形が一定の動きを繰り返すように規則的だ。


「ほら、早く行かないとあの子が危ないよ」


 誘うように、声の主は言う。


「………ちっ」


数秒後、朝さんが私の前に飛んできた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ