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忘れし

 その場所は、どんな場所だったか。その場所は、どんな世界だったか。その場所は……なんだったのか。



 数秒後には、全て消失していた。



「……何なのよ、一体」



 私は左手で顔を覆う。



 以前にもこのような事は、何度もあった。

 でも結局、ソレが一体何を指し示すモノなのか全く分からない。



 見た事の無い場所だった、少なくとも現実では。

 なんとなくだが、それくらいは分かる。



 人が眠っている間に見る夢については、諸説あるらしいが、大まかに分類すれば、人の心理が影響しているのだという。



 怖い夢を見たりするのは、健康な体で健全な精神を有している人物でも、よくある事だとも。

 明晰夢などは除いて。



 つまり、今さっきまで私が見ていた夢は、少なからずも、私も一因しているのだと私は思う。

 ここに来てから、体を急激に鍛えたからだろうか。

 それとも、人付き合いや人間関係から来るものか。



 仮に、それら全てが絡んでいるとしても、私としてはなんとも腑に落ちない答えだ。

 理由は分からないが。



 本当に、厄介な事この上ない。

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