☆1 牢獄の男
書き出しをどうしよう。今回は世界観の説明をしなかったんですけど。
導入少しでも早くなったかな。第1話で書く内容が少ないか、とか。(690字。
小さな影と小さな足音がともにこっちに近づいてくる。
冷たい石床の上にワラで編んだ粗雑なベッド。
所々カビが生えてる様な小汚い毛布を頭から被り、しばらく横になっていた。
床に面した身体が痛くて何度か無意識に寝返りをうつ。
その眠りはとても浅くて疲れが完全に抜けることはなかった。
ぐうっと腹が鳴る。
いつも空腹気味で寝つきが悪い。更にふあっと大きなあくびが出た。
俺はその足音により目が覚めたようだ。
長年ここで一人過ごしている。
とても退屈な日常だ。
ここには時間を示す道具が設置されていない。
だが長年の感覚でわかる、たぶん夕食時だ。
俺は被っていた毛布から半分だけ顔を出し、遠目にそいつを見た。
周囲は仄暗くシンと静まり返っていた。広い空洞が多いためか些細な物音がよく聞こえるのだ。
どうせいつもの見回りだろう。それにしても腹が減ったな。
「そろそろ晩飯の時間か?」
飯が運ばれてくることは日常茶飯事だったが。
やけに背が低いなと感じた。近づく足音もいつものやつと違うとすぐわかった。
「なぜだ……? まさか同類が来たのか!?」
ボソッと呟く。どうせ誰に聞かれることもない。
ただ気づいたときに発声を心がける習慣があった。
飯時以外でも咀嚼をして唾液を作り、口の渇きを補う必要があるのだ。
何しろ、水と食料は自在にならない場所だからな。
まあでも、それならいつもの奴と一緒に来るはずだ。
そいつが去る前に身体を起こし格子に近づいて新米なのかを問うのも有りだが。
飯だけならこのまま横になっていたい。
まだ少しまぶたに重みを感じているので、再び瞳を閉じたいと思う。
そのような些細なことをいちいち気にしていると、ここでは身が持たない。
あらすじで説明されたことからこの入り方は無理がありますか?それとも酷いですか?
あと、ここはある男の一人称で進めたかったのでそう書きましたが。
自分で判断つかないレベルです。まだ書き出しという壁を克服できないでいます。
一人称か三人称かでよく迷います。




