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設定

　この物語は、とある国の平和な時代から戦時、内乱、そして、その後を描いた物語。

　大月本帝国の豊かな村に生まれたヒカルとツキナ。

　このまま平和な世界が続くと思っていた。

　しかし、大月本帝国から北東に位置する、大国ライライと呼ばれる国より宣戦布告を受けた。

　十四歳から十六歳の少年兵、十七歳から十九歳の若年兵、二十歳～四十歳の正規兵の国民が徴兵された。

　徴兵には男女問わない。

　大月本帝国を守護するのは、月からの使者と呼ばれるかぐや姫様の子孫の大月様である。

　呪印の力を認められたヒカルとツキナは、大月本帝国の首都である江戸の国へと兵隊として行かねばならなくなった。

　大月本帝国(おおつきもとていこく)

　太平洋に浮かぶ島国。

　かぐや姫

　超常的な力を有している。呪印の始祖。

　大月様

　かぐや姫様の子孫。強力な呪印の力を有している。

　呪印

　呪文を唱え、印を結び、特殊な力を使うことができる。呪印は極僅かの人間にしか使えない。