3本目・ゲノム初陣。
国樹大会当日。大きな大きな国樹の前にある武闘場に着いた。今日ここでアッセン国の者達と戦いをする。
俺はどんな奴がいるんだろうとワクワク感が止まらなかった。
俺たち4人(メグ、ゲノム、レイト、トモキ)は選手控え室にいた。ここからでも聞こえる観客の声そうとういるんだろうと感じた。
「選手の皆さま。舞台上に案内しますので、ついてきてください。」
とスーツの女性の方に言われついて行った。
観客の声がドンドン近くなってきた。少しばかりの緊張感が増してきた。観客の声が最高潮になった時、たくさんの人が俺たちに視線が集まり緊張感がさらに増した。
前を見ると、アッセン国の選手がこちらを睨んでいるのが分かったのだが、顔を背けた。
観覧席の中央にはアッセン国とノール国の国王が座っているが、険悪ムードを隠しきれないようだ。
「それでは開会式をはじめます」
「両国、国王のお言葉をいただきます。まずはノール国国王陛下お願い致します。」
ノール国王が席を立ち前にでた瞬間に、アッセン国民からのすさまじいブーイングが会場内に鳴り響いた。
「我はノール国王なり。勝者は我が国だ。ノール国の選手よ、健闘を祈る。」
「それではアッセン国国王陛下、よろしくお願い致します。」
「もちろん勝者はアッセン国だ。アッセン国選手よ、この人間とも思わない者達に負けるのではないぞ。健闘を祈る。」
これが国王の挨拶かよって思うが、これがこの王国の現状だ。
「えーそれでは早速試合を始めたいと思います。」
モニターに対戦表が映し出される。
1試合目・ゲノム対ユーノ
2試合目・メグ対ユキ
3試合目・レイト対ゲンブ
4試合目・トモキ対シュウ
シュウというやつと目が合う。強敵だと体で感じていた。
「それでは1試合目をおこないます。残りの選手は控え室にお戻りください。」
ゲ:「よっしゃぁぁぁ!やってやるぜー!」
メ:「頑張りなさいよ?」
ゲ:「当たり前だ!ライバルの前で負けてたまるかぁ!」
俺のほうを見たが、「頑張れー」と素っ気ない言葉を返す。
レ:「よし戻ろうか。」
レイトが言ったので、メグ、レイト、俺は控え室に戻った。
「それでは1試合目開始します!」
「選手は真ん中へ!」
ゲ:「おう」ユ:「はい」
「互いに礼!」
よろしくという言葉はなくお互い距離を取る。
「はじめ!」
ユーノが仕掛ける。
ユ:「防具セット。」ユーノの体に一瞬にして鎧がまとう。
ユ:「武器形状変化・鞭」
ユーノの持っていた1本の棒が鞭に変わった。
(これがアッセン国の戦い方か。)
ユ:「行くぞ。」
ユ:「サンドウィップ!」ユーノのはなった鞭が地面を叩き、地震が起きる。
ゲ:「くそぅ。」
ゲノムが体勢を崩した瞬間。
ユ:「この程度か。ストレートウィップ!」
ゲノムの体めがけて一直線に鞭が飛ぶ。
バチーン!と音がした。
ユ:「フッ、どうだ?」
ゲ:「…」
ユ:「もうギブアップかな?大したことないな。」
ドヤ顔をしていたが、ゲノムには全く効いていなかった。
ゲ:「ニッ…」
ゲ:「身体強化・腕」
ゲノムの腕は以前の腕より何倍も強力なものになっていた。
ユ:「チッ…舐めやがって。」
ゲ:「こちらも行くぞ!!」と同時にユーノに詰め寄る。
ユ:「簡単に倒せると思うなぁ!」
ユ:「ウィップウェーブ!」
しなやかな鞭がさらにしなやかになり、素早い攻撃を繰り出した。
レ:「マズイな。超近距離のゲノムにとって距離とられるのは1番辛いぞ。」
ゲ:「クソ!」
ユ:「詰めてくる敵にはこうすればいいだけだ。」
ユーノの鞭が、ゲノムの体に何回も当たる。
ゲ:「グッ…」
ユ:「さすがに腕以外は効くようだね。」
ゲノムは最初の位置に戻ってしまった。
ユ:「さぁどうする!」
ゲ:「…」
ゲ:「うぉぉぉぉ!」の掛け声と同時にユーノに突っ込む。
ユ:「血迷ったか!」
ゲノムに無数の鞭が当たる。
ゲ:「負けるかァァァ!」
ユ:「くっ」
ユーノとゲノムの距離が縮まった。
ゲ:「この程度。我がライバルの攻撃に比べればなんともない!」
ユ:「我がライバルだぁ?」
ゲ:「俺はアイツがノール国で最強の漢だと思っている!アイツに勝つまで、俺は負けるわけにはいかないんだァァァァ!!」
ゲノムが自分の攻撃範囲にユーノを入れた!
ゲ:「身体強化・腕」
ユ:「ちょ、待て!」
ゲ:「アーム・ストロンガー!」
ユーノの体に強化された腕の攻撃が入った。
ゲ:「ウォォォォォォォ!」
もの凄い速度でユーノが吹っ飛んでった。
ドカーン!ユーノが壁に当たった音だ。
「気絶!勝者ノール国・ゲノム!」
「わぁぁぁぁぁぁ」
「ふざんけんなー!」
観客の声だ。
「よくやった。ノール国の戦士よ。」
レ:「全くヒヤヒヤさせる戦い方だな。」
レイトが呆れてる様子を見せたが、嬉しそうだった。
ゲ:「やったぞぉー!ガーッハッハー!」と言いながらゲノムが控え室に戻ってきた。
メ:「やったねー!」
レ:「危なかっしい戦いするね〜笑」
「おつかれ」と労いの言葉を言った。
ゲ:「ライバルの前では負けられんからな!ガーハッハー」
「ハイハイ。」と適当に促した。
第2試合をはじめます。出場選手は舞台に来てください。
メグ:「よし!行ってくるわー!」
レ:「頑張ってねー!」
ゲ:「負けるではないぞ!」
「行ってこーい。」
と3人は期待を込めてメグを見送ったのである。
戦闘シーンだんだん上手くなってきた気がしますが、まだまだ書き足りない所があったりなどします(´;ω;`)。上手くなりたいです笑
次回は2試合目です!女の子同士の対決ですね笑
お楽しみに。