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Last Assassin ~偽りから作られた未来~  作者: †リオ†
第一章 運命の歯車が回りだす
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第六話 死神の影

「お兄ちゃん~! 朝だよ~」


一晩が過ぎ朝が来た。

明美はあんなことがあったにもかかわらず、いつものように明るく起こしてくる。


「ん~、あと一時間~」


「そんなに待ったら遅刻するよ~! 絶対に! 」


昨晩、智也はついにMoon Lightの一員となった。

昨晩の出来事とこれからのことを考えるとあまり眠れなかった。


「昨日寝るの遅かったから、もう少し寝させてくれ」


後ろがもぞもぞしている


「おいおい、思春期の兄のベットにいい年頃のJKが入ってくるなよ。理性保てずに襲うぞ? 」


「襲って、いいんだよ? 」


「冗談を冗談で返してくるなよ」


「私は、本気だよ? 」


布団の中から上目遣いで見上げてきて放つ一撃の威力はとてもでかかった。


「……」


無言で目をそらす。このままじゃ本当に理性がどうにかなってしまいそうだ。

思いっきり起き上がり、


「よし、学校行くか!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「おっはよ~! 」


「おっは~! 」


小声「朝からうるさいな~、なんで朝からこんなに元気なんだよ」


校門前で智也はすでに家に帰りたいと思っていた。そして、まさかの一時限から体育、しかも水泳。最近ずっと運動してなかったせいか、へその下が少し小太りしていた。

水泳はちょうどいい運動になる、普段使わない筋肉を使う、全身バランスと心肺を良く鍛えられる。だが、


「ハァ、疲れた。早く授業終らないかな~」


そう思えば思うほど、時は長くなっていく。


「おいおい、そんなこと言うなよ~。せっかくの女子の水着姿だぜ~」


「お前は発情期の猿か」


「ひっで、数少ないお前に話しかけるひとりなのに。そりゃーそうだわな~、あんなにかわいい妹がいればクラスの女子なんてレベル低すぎだわな」


突如、秀吉の後ろから飛び蹴りをかます女子が一人。

青木 巴:明美と同じ陸上部で智也のクラスメイト、成績はあまりいいほうではないが、スポーツはいつも難なくこなし、すべてにおいて平均以上の成績を出している。

性格も明るく、クラスの(一部を除いて)みんなと仲がいい


「貧相な体つきで悪かったわね! 」


「出やがったな、体力バカ暴力女! 今日こそ復讐の時! 俺の強さ思い知るがいい! キィーーー!! 」


秀吉が水の中からジャンプし、プール際まで上がってくる。

両足がプール際についた、次の瞬間顔面に蹴りが一発


「ゲホッ、ゲホ。おい! 今のは反則だろ正々堂々勝負しやがれ! 」


「いや~ん、この人怖~い。か弱い女子に暴力ふるう気だわ~」


とてもさっき容赦なく顔面に蹴りを入れた女子の言葉には聞こえない。

そんな声を聴き、ほかの女子が集まってくる。

中にはひとりプール清掃用のほうきを持っているのが一名。


「何じろじろ見てんのよ! 変態!」


「女の子に手をあげるだなんて最低!」


「いっぺん、死んでみる?」


そう言って箒を持っていた女子が、箒を巴に渡し、巴はそれを秀吉に押し当てる。


「おいっ、待て……死ぬ。ともっ、ぷは、智也!」


 女子たちの一部がこちらを睨んでくる

 目線で手を出すなっと伝えてくる

 女子こわ


「すまんが、俺は助けられない。そこで女子に囲まれて、安らかに眠るがいい」


「ハーレムみたいに言って、るけど。死ぬ! 死ぬ! 殺される~!」


「今日はこのくらいにしておきましょ、本当に死んじゃうわ」


女子たちの気が済んだのか、みんな揃って更衣室のほうへと歩いていった。


「そうね」


「はあ、死ぬかと思った」


そして、水際に上がってくる。


「この貧乳! 殺す気か!」


「ハァ、懲りないやつだ……」


今ので三人の女子が振り向いた。

そして、秀吉のほうに歩いていく。


「おい、お前ら、何する気だ。人殺し~!」


三人が同時に秀吉のお腹を蹴った。

再び秀吉が水中へ。

さすがに無様を通り越して哀れだったから、上がってくるときに手を貸してやった。


「今だけお前が仏様に見えるよ」


そんなハプニングもあり、午前中の授業は残る三つ、その中で物理は比較的に好きだった。

今日習ったのは、重力加速度だった、9.8メートル毎秒で物の落下する速さは増していくらしい。

午前中の授業が終わり、昼休み

妹の用意してくれた弁当を開けて、中を確認すると、そっと閉じた。


「ほかのところ行って食べるか」


ひとりで学校の外にある階段で弁当を開けて食べる。

なんで教室で食べないのかって?

そりゃー、

弁当を開けると、そこには卵にピンク色のドレッシングでハートが描かれており、極めつけはそのど真ん中にノリでLOVEと書かれていることだ。

こんな弁当みんなの前で食べられるわけがない。

昼休みが終わり、教室に入る瞬間何人かと目が合う。


「ま~た一人でご飯食べてたみたいね~」


「かわいそ~、誘ってあげなよ~」


「え~」


そんな女子たちの会話を聞き流し、座席についてラノベを開ける。

現実とゲームの区別がつかない残念な女の子とその残念な部活仲間たちのコメデイ

午後の授業は本当に退屈だった、国語の二連続その日の授業はすべて終わった。

電車に入って突然、端末が鳴った。

カバンの中から取り出してみてみると。メッセージが届いていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【概要】

誘拐グループのメンバーがつかまり、明日20時から22時にかけて刑務所に護送される。警察側は証拠を持っておらず。このままでは無罪釈放となる。今回は護送中の狙撃任務となる


【場所】

千代田区裁判所付近


【報酬】

20万円


【お支払】

ターゲットの死亡を確認次第

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「これが、あいつらの言っていたお金がもらえる任務か。誘拐犯なら死んでもいいかもな」


そして間もなくもう一通届いた、差出人は不明

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


明日の21時、帝国ホテルの屋上に来い

本日は残念ながらここまでにしておきます。やらなきゃいけないことを思い出しまして。

次回は早ければ明日に再び

遠くから見ていた理想郷エデンで夢を見るを

投稿します

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