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日常が好きです。  作者: スマイルさん
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ボッチ卒業

どうもみなさんスマイルさんです。

今回から『日常が好き。』の続編である『日常が好きです。』を書かせていただきます! よろしければ、今後ともお付き合いいただければ幸いです!

※前作、『日常が好き。』を読まないと話がわからない可能性があります。

日常が好きです。



 朝のけたたましい目覚まし時計の音で目が覚める。今日は土曜日だっけ?

 ……12月25日。クリスマス。……ボッチマス。

 いや、僕はボッチマスを卒業したんだ。

 数ヶ月前、僕はリア充になった。……やったぜ、なしとげたぜ。



*ボッチマスは卒業したんです*


 今年も、クリスマスがやってきやがった。しかし、今年のクリスマスは、僕―――山田悠(やまだ ゆう)にとって楽しい日になりそうだ。……まあ、いままで悪い思い出もなかったわけだが。

 僕は寝起きで早速僕の彼女である、柊友梨(ひいらぎ ゆり)に今日の予定を送る。

 まずはUSJに行って、いろいろ回ってから夜のパレードを見る。そんな、ありきたりなクリスマスだ。

「あら、そういえば今年もボッチマスよねぇ悠? お母さんから素敵なプレゼントをあげようかしら?」

 母親はそう言ったが、おあいにく。

「残念だったね、僕はボッチマスを卒業しました。これから予定があるんだよ」

「えっ……」

 そんなに驚愕せんでも……、と思う僕だが、仕方ないか。今まであまり人と接してこなかった僕がボッチマスを卒業したなんて、信じられないだろう。

「あの友梨ちゃんとかいう子と一緒にクリスマスを送るんだろう?」

 父親がそう言ったので、僕は近くに醤油瓶がなかったので、テーブルに置いてあった塩を撒いておいた。

 悪霊退散悪霊退散どーまんせーまんマンセーマンセー。

 心の中で父親を供養して『あげながら』、僕は支度をする。

 ズボンを履き替えているとき、友梨ちゃんからLINEが送られてきた。

『速いよ~ぉ』

 とりあえず感じが間違っていることを指摘しつつ、『こんなものだと思うよ』と返信しておいた。すぐに既読がついたので、そのまま少しだけ待ってみる。

『そういうものかなぁ?』

『そういうものだよ』と返し、既読がついたが返信は帰ってこなかったので、僕はスマホをベッドに放り投げてズボンを履き替える。

 今年の12月は寒いなぁ、と思う。例年に比べて、今日の気温は5度ぐらい下がっているらしい。道理で寒い。

 僕の服装は、ちょっとかっこつけて、ジーパンに上は白系という、ちょっとスレンダーな感じにしてみた。……なんかちょっと恥ずかしい。

 そういえば、友梨ちゃんの服装も気になるな……、と思いつつ、僕は待ち合わせの駅前に急ぐ。



「おまたせー! 待ったー?」

 定型文のような、定番のそんなことを言いながら、友梨ちゃんが駆け寄ってきた。

「いや、僕も今来たところ」

 僕も定型文のような文章を返す。

 実際は時間を間違えて30分ぐらい早く来てしまったけど、彼女に言っても仕方ない。

 さて、電車が来る時刻はあらかじめ調べておいたので、このままチケットを買ってホームで待っていれば2・3分程度で来るだろう。

 と思っていた時期が僕にもありました。

 実は友梨ちゃん、ちょっと遅れてきていたらしく、ちょっと遅くなってしまった。

「ご、ごめんね?」

 ちょっと引きつった顔で謝ってくる友梨ちゃん。

「大丈夫だよ。僕はそんなんで怒ったりしないよ」

「そ、そう?」

 なんでそんなに怖がってるの? 僕の顔、怖い?

 と気になっていたが、どうやら友梨ちゃんは人に怒られるのが怖いらしい。誰だって怖いと思うだろうが、友梨ちゃんは昔のトラウマで特に恐怖心が強いらしい。……どんな怒られ方したんだろうか?

 そんなこんなで、電車に乗り込む。

 ここから大阪までは……、特急だから乗り換えとか必要ないから……、だいたい3時間ぐらいか。



 遅れたと言ってもほんの数分だった。駅のホームで待っているとすぐに特急電車は来た。

「これだよ、乗って」

 僕が事前に買っておいたチケットを友梨ちゃんに今更ながら渡し、エスコートする。

 電車の中は、結構空いていた。4割の席が埋まっている程度だった。

 一番近い席を選んで、友梨ちゃんを先に座らせてあげる。


~1時間後~


 あれから、僕たちはただひたすらにモンスとマルチをしていた。たまにどちらかが珍プレイをして爆笑しそうになったのをこらえていた。

 そんな時だった。

 僕たちの座っている席は、連結部分に一番近いところにある。必然的に、連結部の扉が開いた音ぐらい、気づく。扉の方を見てみると、いかにもチンピラですといった様相の男が一人歩いてきた。はじめは気に止めなかったけど、次の瞬間、僕はキレかけた。

 そのチンピラは、連結部に転んだふりをして、友梨ちゃんの胸を触ろうとした。

「おっとっとー」

 男は棒読みしながら、友梨ちゃんを押し倒すようにつまづく。そしてその右手が、友梨ちゃんの胸に触れよう数センチの距離に差し掛かった時、僕は動いた。

「おっとっとー」

 チンピラと同じ棒読みをしながら、僕は友梨ちゃんに倒れこむ。

「ひゃっ!?」

 短い悲鳴を上げる友梨ちゃん。しかしそれは、チンピラの手が友梨ちゃんの胸に触れたからではない。

 僕が、顔を友梨ちゃんの胸に埋めたからだ。

 正直言って至福です。

「うぐっ!?」

 チンピラは慌てて体勢をなおす。

「あっぶねー(棒)」

 恐ろしいぐらいの棒読みで、チンピラは去っていった。出てきたドアから。

「痴漢で通報しようかな、あのチンピラ?」

 僕はつぶやきながら、スマホを用意する。

「痴漢は悠くんだよ」

「何言ってるの、これは友梨ちゃんを痴漢から守るための致し方ない犠牲。俗に言うコラテラルダメージだよ」

「んんっ」

 なんで喘いでるの? と思ったら、僕はまだ友梨ちゃんの胸に顔を埋めたままだった。こそばゆかったかな?



 そんなこんなありながら、僕たちは無事にUSJに着いた。

 今年は楽しそうなクリスマスを遅れそうだ。

どうもみなさんスマイルさんです。

待ってください殴らないでください。前のシリーズで伏線貼ってありましたよ(多分)! 正直、書きたくなりました。日常系小説は大好きです。自分でも書いてみようと思ったのが、『小説家になろう』を

始めたきっかけでもありますので。

それは置いておいて。

今回も書いてしまいました、『日常シリーズ』。

今回のキーワードは『卒業』です。私は中3でもう卒業なので、このキーワードにしてみました! といっても、悠くんは高2なので、まだ卒業には早いんですよ。なら、ボッチ卒業させちゃおうと思い至ったわけです。USJを選んだ理由は明白、私が行きたいからです。というか、私『悠くん』というキャラが大好きなんです。ホモとかじゃないです。が、悠くん、気づけば私の好きな系のキャラをどストレートで突っ込んでくるので、今回の小説ははりきってます!

というところで、今回はここで目を休めてあげてください。


さて、イチャラブデートとかどう書こう。私恋愛経験ないから。

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