No.14 Burial ~潔白への奔走~
文章とか話の流れとか変だったらすみません
あの後、千藤さんは次の仕事をするために去っていった。
その日の私の仕事はそれで終わりだったので帰路につくことにした。
帰り道、私は自分に何ができるのかを考えていた。
私にできることは少ないだろう。
だけど何かをせずにはいられない。
今の私にできることは魔法を使うことだ。
昔とは違って今はこの魔法がある。
今日、千藤さんに教えてもらった魔力探知。
これを使ってどうにかできないものか。
私なんかにできることなんて他の魔法少女の人たちは簡単にできるのだろうけど、私にしかできないこともあるはず。
例えば私しか知らない情報。
土間さんに依頼されて調べていたこと。
いや、あれはもう報告したから私だけが知っている情報ではないのか。
まあ、情報とはいっても些細なものだが。
他に何か……。
普段使わない頭を使ってみるが何も思い浮かばなかった。
自分の無能さが疎ましかった。
とりあえず土間さんにまた色々と聞くしかないだろう。
非常に心が痛むが……。
友達が一人遺体で見つかり、もう一人も行方不明になっているのだ。
精神的にも不安定になっているに違いない。
堀峰さんが容疑者になっていることは知られないようにしなければ。
今は堀峰さんの無実を証明するためにできることをしよう。
私は自分がするべきことを再確認した。
ーーーーーーーーーー
次の日、私はさっそく行動していた。
この前、堀峰さんたちの行方を探した時に行った場所を再び調べることにした。
今度は聞き込みをするためではなく、魔力探知をするためだ。
今回は目に見えない情報を集める。
もしかしたら何か情報を得られるかもしれない。
もし無かったとしてもそれは魔法が関わっていないということだ。
行方不明ということには変わりはないが、容疑者からは外れる。
そんな訳で私は休日を朝から魔力探知に費やした。
休日をダラダラ過ごしていた私には辛い肉体労働だだったが不思議と嫌な気はしなかった。
ボランティア部で活動していることが幸いしたのかもしれない。
元々人のために何かをすることは好きなのでそれが理由だったのかもしれないとも思った。
堀峰さん達がよく行くという店をしらみ潰しに回って魔力探知をした。
バイト先のカフェ、『Fla Bar』にも再び訪ねた。
マスターとも話をしたが新しい情報はないようだった。
堀峰さんのご両親にも会いに行ったのだが不在だった。
魔力探知にはかなりの集中力が必要で私の体力と精神力はかなり削られていた。
やっている内に慣れるだろうと践んでいたが、そんなことはなくて、時間が経つにつれて集中力がなくなり効率が悪くなっていく。
こんなことなら誰かに協力してもらった方がよかったのではないか。
そんなことも思った。
私なりに頑張って奔走した。
その結果、どの場所からも魔力は検知されなかった。
もちろん私の魔力探知だから絶対ということはない。
だけど私なりにやった結果が出たのだ。
そしてそれは堀峰さんが容疑者から外れるというものだった。
とても嬉しい結果だ。
この結果は報告しよう。
一応私も魔法少女だからそれなりに加味してくれるはず。
また詳しく調べはするだろうけれど。
私は少し軽くなった気分で帰宅する。
程よい達成感があって、心地よい疲れだ。
今日は気持ちよく眠れるだろう。
眠りに落ちる前に思い出した。
疲れていたし、忙しかったので忘れていたがそういえば途中で土間さんに会ったんだった。
相変わらず疲れているような様子だった。
前より少し顔色が悪くなった気がする。
どうやら私と同じで堀峰さんの行方を探していたようだ。
福祉原君が発見されたあの雑木林にも行ったそうだ。
色々と聞かれたので口止めされていること以外はできるだけ教えた。
彼女も当事者のようなものだ。
知る権利はあるだろう。
私も聞きたいことはあったが聞けるような雰囲気ではなかった。
また時間を置いて聞けばいいだろう。
疲れが溜まっていたからか私の瞼は段々と閉じていき、意識も薄れていった。




