もう2つの出会い
皆は私を探してくれていたらしい。
みきと桜子は泣いていた。私を心配していたらしい。私は安心感から、大きな声で泣いた。しばらくして、誰かが帰ろっかと言った。皆黙ってうなずいた。
その夜、わたしは体操座りでお風呂に入った。
膝全体にあった擦り傷は、薄くなっていた。
私は布団に入り、今日は眠れない!と思ったが、20秒後には爆睡していた。
私は遊びに忙しいため、余計なことを考えている暇ひない。
いつの間にか、忘れていた。
何日かして、仲間が増えた。
色白の美少年だった。
彼は、古森 琥珀と名乗った。
同い年の友達が増えるのは、楽しかった。
かれは、狐神社の森のふもとに住んでいると言った。
仲良し五人組は、仲良し六人組になった。
彼、古森琥珀は不思議な奴で、ふらふらと現れては、ふらふらとかえっていく。
頭がよく、賢い。
凄い奴だと、皆が見とめていた。
仲良し六人組の冒険は、夏いっぱい行われた。
私の妹が生まれた。
そして、東京へ帰ることとなる。
祖母はもう少しゆっくりしたらと言ったが、母は私を引き取った。
私は、両親のもとへ帰った。
仲良し六人組の彼らには、また会おうと約束をして・・・