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王都への旅路5 

 アンキとマナとクロは、砂浜を岩礁入り江に向かって歩いていた。砂浜を通るとレベルの高いモンスター達が出てくるから通らない方がいいとサラト先生はいっていたがクロの気配を感じてモンスター達が自粛してくれているからだいじょうぶだとアンキが判断して砂浜を進んでいた。

「アンキ、クロにステルマントかけなくて大丈夫なの。」

「ああ、あいつはバトルウォルグにあったことがない種族だから自分よりレベルが倍以上上だって大丈夫。」

 しかしいくらクロがいてもクロはまだ子狼だからクロの正体を見るとモンスターは襲ってくる。そのモンスターをアンキとマナとクロは協力して倒し進んでいた。

「マナ、早く着かないのか。」

「無理いわないでよ。いくら近道だって何10キロも短くなるわけないじゃない。」

「はあ、まだまだかあ。」

「そう気を落とさないの。怪物洋のすぐ横を歩いているのよ。もうすこしだからがんばって。」

「マナ、何か飛んでくるぞ避けろ。」

「わかってるわよ」

「しゃがめ。」

 それは、アンキとマナの頭上をこえて飛んでいった。

「なんだこれ。」

「これはたぶんレベル130のミローガよ。何かに負けてこんなにボロボロになったのね。」

「ミローガが負けるほどの奴がいるってことは岩礁入り江はもうすぐだ。早く行こうぜ、マナ。」

怪物洋とは、“7つ砂漠”の真ん中にある大陸を二つに分断する海溝で、今はそこに住む超巨大モンスターが逃げないように外海への出口の所を2箇所ふさいで閉じこめてある。

 そうこう言っているうちに、岩礁入り江が見えてきた。

「おーいグラックー。」

アンキがそう叫ぶと、

グウガアギー

と鳴き声が返ってきた。

「ほら、グラックーはもういるみたいだぞ、早く行こうぜ。」

「アンキ、ちょと待ちなさいよー。」

アンキとマナが入り江に着くとグラックーがまっていた。そしてアンキがグラックーの背にのって手招きすると、

「私は乗らないからいい。」

「何でだよマナ、さっさと乗れよ。」

「だってグラックーがグレンドクランだって聞いてないわよー。」

そう、グラックーは海の王者、グレンドクランのヒナだったのだ。

「ぐだぐだ言ってないのでさっさと乗れよ。グラックー頼む。」

ぶほおー 

グラックーの鳴き声で砂がとび、マナは、砂まみれになった。

「アンキ、なにするのよ。」

「早く乗らないともっと強くやらせるぞ。」

「まったくもう。」

マナはしぶしぶグラックーの背に乗った。」

「さあ、王都めざしてレッツゴー。」

                                                  つづく

今回は次回に続きます。モンスターの設定は今度書きます。

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