表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヨーコの欲望  作者: あみれん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/3

独白(その3)

私、昔から、どうして私たちに性欲があるのかって、よく考えていた。

「種の保存のため」なんて言われるけど、本当にそれだけか、って。


種の保存って、要するに子どもを産むことでしょう?

確かに、性欲がなければセックスしたいなんて思わないし、子どもはできない。


でもね、私、セックスしている最中に、子どもが欲しいなんて考えたこと、一度もないの。

ただ、気持ちよくなりたい。それだけ。


「それは、あなたが本当に好きな人とセックスしていないからよ」


そう言われたこともある。

でも、それって本当なの?

子供が出来た後で相手を嫌いになる事だってあるんじゃないの?


私、この手の、中途半端な説明を、もっともらしく口にする人を見ると、どうしても冷めてしまう。

言う前に、もう少し考えればいいのに、って。

私の時間を無駄にしないで、そう言いたくなる。

……ちょっと脱線したね。


そう、それで性欲の話。

性欲って、ずいぶん早くから芽生えるでしょう。

小学生くらいで、もう身体は反応を覚える。

もし性欲が、子どもを産み育てるためだけに与えられたものだとしたら、

どうして、まだその能力も責任も持てない年齢で、芽を出すのかしら。


生物学的には「早熟な性的成熟」が進化的に有利だった、なんて説を持ち出す人もいた。

でも、全然ピンとこなかった。

だって、この進化の果てである今の日本で、そんな有利性が本当にあるの?

もしそれが本当なら、それは人類のバグじゃない?


じゃあ、私の性欲は、何のためにあるの?

こんなことを考えたところで、世界が変わるわけじゃない。

それは、最初から分かっていた。

それでも私は、自分の人生のかなりの時間を、この問いの答え探しに使うことになる。

たぶん、無駄だと分かっていながら、ね。


じゃあ、続きはまた今度。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ