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おっさんの徒然エッセイ

前作 義務教育を~に寄せて頂た感想から思うこと

前作の反省と謝罪、そして、それを踏まえて、改めて私のスタンスについてです。




 先ず、前作 義務教育を履き違えている方がいる 

 をお読み頂きありがとうございます。

 またコメントをお寄せ下さった方に最大限の感謝をお伝えいたします。

 お読み頂いておられない方は是非、下記リンクよりお読み頂き、感想欄に寄せられたコメントを拝読して頂ければと愚考いたします。

"https://ncode.syosetu.com/n7354hk/


 前作にお寄せ頂いたコメントを拝読しまして、自分の考えの浅さや配慮の足りなさを痛感すると同時に、自らのスタンスになるべく触れずに作品を投稿したことで、誤解を与えた部分、不快に感じられた方がいたことに、まずは謝罪を申し上げるとともに、明確に私のスタンスと、改めて考えをお話しさせて頂きたく思います。

 はっきりと言えば、これはこれで不快に思われる方や批判もあると思いますが、自らのスタンスをあやふやにしたまま、皆さんに意見を求めたことが、アンフェアであったと反省しており、謗りを受けることも承知の上で書かせて頂きます。

 前置きが長くなってしまいましたが、本題です。


 学校について


 学校については、私は必ずしも学校に通わせなければいけないとは思っておりません。

 様々な問題が学校側にもあるでしょうし、学校に通うことが困難である問題に直面しているお子さんもいると思います。ですから、学校に通わせなければいけないとは主張しません。

 学校に通うことが困難なお子さんに何か別の道を模索してあげることも含めて、大人たちに課せられた義務だと思っています。

 学校自体が様々なニーズに応えられるのが理想かもしれませんが、多くの児童を抱え、一定期間である水準以上に指導要領に従って教育を施さなければならない学校教育において、あまり多様なニーズに応えることは難しいですし、その事が新たに置いてきぼりを食う子供を作り出してしまうかもしれません。

 フリースクールなど、学びの多様性とそれを法的にどこまで公的に承認出来るか、様々に課題がありますが、模索していくべきだと思っています。


 ゆたぼんくんについて


 私は先ず、ゆたぼんくん個人については悪感情はありません。

 数回、動画を見に行き、記事も見ての感想として、親想い、仲間想いの優しくて、素直なお子さんなんだと思っています。

 ボクシングの試合で見せた奮闘ぶりや、試合後の対戦相手への敬意の払い方を見るに、普段のYouTube上の煽りは演出として行っていて、彼本来の姿ではないように思っています。

 私は彼の父親に少なくない不信感があります。

 彼が不登校となった要因は宿題を未提出したことに体罰を加えた教師への不信感からだと説明していたと記憶しています。

 そして、ゆたぼんくんは教師に従っている同級生がロボットのようだと言い、ロボットになるなと主張していました。


 先ず、第一に本当に体罰があったなら大問題なんです。ゆたぼんくんの当時の担当教諭は体罰ではなく、未提出の宿題について理由を問い質そうとして、たまたま手があたっただけだと言っています。

 私が父親なら、まずはゆたぼんくんに宿題が出来なかった理由を聞くでしょう。その上で担任や同級生に本当に体罰があったのか話を聞きに行きます。

 同級生などから、確かに叩かれていたと聞いたなら、学校側にたいして司法に訴えることも含めて抗議し、解決を図るでしょうし、誰からも証言を得られなければ、宿題を出来なかった理由しだいですが、息子にたいして、先生に謝るように言うと思います。

 勿論、先生も同級生もグルかもしれない、ですから、同様の問題がおきれば、その時はやはり、解決のために動くと思います。そうしなければ、他の子供が問題にさらされる訳ですから。

 ですが、ゆたぼんくんの父親は結局のところ、当該教諭の処分に積極的に動いていないように思えるんです。この姿勢が多くのアンチに「宿題したくないだけの我が儘息子を甘やかしてる」「ただ我が儘で学校いきたくないだけの子供が学校に行ってる子をロボットと批判している」というマイナスなイメージを先行させてしまったと思います。

 勿論、もう不登校を決めた学校の担任には関わらないと選択したのかもしれません。それならそれで、学校の同級生を「ロボット」と揶揄することは、父親として咎めるべきでしょう。

 炎上系のようなスタンスでアンチを煽り、肝心の学びの多様化の活動はおざなりになっている。

 そして、炎上系として活動していた人物と邂逅し、活動をともにしている。

 こうした姿勢は学校に通えないお子さんに別の道を作るべきだという主張にはプラスにはならないはずです。実際にこういった活動や言動は「学校に通わないからだ」と言った批判に繋がって反面教師のような捉え方をされてしまう。

 これでは、せっかくの主張も賛同する方は少ないだろうし、同様の想いのある私のような人間からも反意を持たれてしまう。

 YouTubeの再生数ありきの配信にたいして、彼の父親が子供を利用しているように見えてしまいます。

 実態はわかりませんが、そのように捉えられても仕方ないですし、敢えてそうしていると感じます。

 

 ゆたぼんくんの活動について

 

 炎上系のような活動をするのではなく、過度なパフォーマンスで煽るのではなく、ある程度の知名度を得たのですから、ボクシングに真面目に打ち込む姿や、家で勉強に励む姿を配信していけば、素直に彼を応援する方が増えると思うんです。

 ゆたぼんくんはクラウドで集めた資金で全国を回る予定のようですが、コロナ禍のいま、そうした活動は批判を受ける気もします。

 フリースクールの代表や、児童教育の支援を行う団体、非行少年の更正に尽力する方などにオファーしてリモートで話を伺うとか、悩みを抱える子からのメッセージを募集して、解決のためのネットワークつくりを考えるフォームを作るなんて活動をしていくのも、いいと思うんです。

 勿論、彼自身が、本当に望んで、この活動をしていることが前提ですが、そうであるならば、多くの方が賛同して、企業にスポンサードされるような素晴らしい活動にしていってほしいと願っています。


 最後に


 結局、とりとめもない話になってしまい申し訳ないのですが、私は教育のこと、児童虐待、いじめなどの問題を家庭の中、学校の中だけの問題としてしまうことをやめようと考えています。

 多くの支援者とともに地域全体でそこに育つ子供を見守り、子育てに疲れている親や経済的な問題を抱える家庭を支え、学校内のいじめ、家庭での虐待から子供を守り、時には学校からも親からも子供を保護することが必要だと思っています。

 批判はあると思いますが、はっきりと言えば、子供を守るためなら問題があるなら学校も実の親も必要ないと思っています。

 愛情を注いでくれる里親のもとで理解のある教育者の運営するフリースクールで学ぶ、そんな形の幸せもあっていいと極論すれば思っているんですね。

 子供の権利を守るために弱者である子供の目線で寄り添い、その上で間違っていることを丁寧に教えてあげられる。それぞれの個性や才能を十分に伸ばしてあげられる。そんな社会にしていきたいのです。


 口だけのおっさんの戯言ですし、私自身には子供もいません。はっきりとお前に言う筋合いはないと言われれば、その通りです。

 コロナ禍の前、地域の子供たちのためのハロウィーンパーティーの運営に参加して、ダンスのおじちゃんとして、子供たちに余興でダンスを披露して、そのあと一緒にパプリカを踊り、地域の協力してくださるホテルやお店を仮装して回って子供たちにお菓子を配って、そんな活動をしていて、キラキラした子供たちが「ダンスのおじちゃん」と嬉しそうにハイタッチして来て、私のつくった力こぶにぶら下がって笑っているのを見て、やっぱり、私はこの子たちが幸せになって欲しいと心から思ったんです。


 ヘタクソな私のダンスに歓声をあげて、「さぁ、一緒に踊ろうか、まずは準備体操だよ」って、一生懸命に考えた準備体操を真剣な顔で一緒にやってくれる小学生の男の子や、見よう見まねできゃっきゃっと笑顔で踊ってくれる小さなお嬢さんたちに。私は感動して泣きそうになったんです。

 最後にと書いてから感情ばかりの駄文を長々と申し訳ありません。

 子供たちって、こんなおっさんにでも、目線を合わせてあげれば、とっても素直に言うことを聞いてくれるし、屈託のない笑顔は素晴らしいし、可能性しかないその姿には感動します。

 だから、私は子供を守りたいんです。

 結局、感情ばかりですね。

 論理が後になってしまうから、破綻してるのは改めて反省して、勉強していきます。



お読み頂きありがとうございますm(_ _)m

前作以上にひどい、

この話題については感情が先に走っていて、今回は何度も立ち止まりながら書いたのですが、分かりにくい文章になってしまい申し訳ない思いです。

改めて、ご意見、お叱りお待ちしております。

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