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氷上のシヴァ  作者: 天上杏
第五章 Skater 霧崎洵
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第16話 ALERT

 連休中、俺は代々木のアイスショーに出演した。


 演目は昨季のエキシビション、エリザベートの劇中曲「キッチュ」。

 音楽と同時に拍手が始まるコミカルなナンバーだ。


 囚人服姿で踊りながら、小道具のハットを客席に投げた時、俺は顔面蒼白になった。


 二階席に、トーマがいた。


 腕と脚を組み、まるで天から見下ろすように氷上を睥睨へいげいしていた。

 どんな表情も、そこからは読み取れなかった。

 あまねく全ての存在を眼下に見る、無機質な瞳。


 なぜ、お前がここにいる。


 いや、違う。


 ……こんなにも遠く、こんなにも大勢の人がいて、どうして俺はあいつの姿が見えるんだ。

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