第7話 よろしい、ならば転生だ
この世界に来て初めてのパーティーは崩壊した。俺のせいで。
いや、前向きに考えよう。人間関係の煩わしさから抜け出せたんだ。そうでも思わないと罪悪感と自己嫌悪で死にたくなる。いや、もう死んだんだけどさ。
っていうかそれだよ! ここが死後の世界って言っても、もうすでに転生してるみたいなもんだろ!
新しい世界。新しい体。新しい名前。もう良いじゃん。この世界で暮らせば良いじゃん!
転生目指す必要ないじゃん!
うん。もう解決したわ。後はどうやって生活するかだけだな!
ああ……その問題があったわ。どうやって生きていこう。くそ、一気に気が重くなった。
働かないと! でも他人と関わりたくない! というか生きてく希望なんて無い!
……いや、実は一つだけ楽しみにしていた事がある。
今俺はダンジョンの入り口に一人取り残されている状態だ。誰も近くにはいない。ダンジョンに入れば遠くからも見えない。
楽しみにしていた事とはそう
身 体 検 査 !
いや、やるでしょ普通。だって全然違う体になってしまったんだから。
これはあれだ。体に異常がないかチェックするための必要な行為だ! ぐへへ、念入りに検査しなければ!
いざ、女体の神秘を暴かん!
ピシャーン! ゴロゴロ!
俺はどこからともなく降ってきた雷に打たれて即死した。
俺は教会で復活した。
「痛ええええっ!?」
文字通り死ぬほど痛かった。
なんだ!? 何が起こった? 地下で落雷!?
まさか、今のはボスからの攻撃!?
「おやおやミョンチー殿、性行為は転生するまで禁止ですぞ?」
ク、クソ神父!? なぜそれを!?
「神罰が下ったのを感じましたゆえ」
さらっと心を読むな! ていうか、っていうか
恥ずかし過ぎるっ!!
俺は逃げるように教会を後にした。
腹が減ってきた。この世界に来てから何も口にしてなかったからな。
金が無かった俺はとりあえず井戸水を汲んでのどを潤す事にした。
ピシャーン! ゴロゴロ!
俺は雷に打たれ教会で生き返った。
「おやおやミョンチー殿、飲食は転生するまで禁止ですぞ?」
はあああ!?
何も出来ない内に夜になった。野宿は怖かったが睡魔には勝てず、俺は路地裏でこっそりと寝る事にした。
ピシャーン! ゴロゴロ!
「おやおやミョンチー殿、惰眠を貪るのは転生するまで禁止ですぞ?」
はああああああ!!??
俺は眠気をごまかすために、月明かりの中地面に落書きを……
ピシャーン! ゴロゴロ!
「おやおやミョンチー殿、遊戯に耽るのは転生するまで禁止ですぞ?」
はあああああああああ!!?!?
はあああああああああああああ!!?!!?
俺は夜の郊外を走った。何かしてないと気が狂いそうだった。だから俺は昼間のダンジョンへと再突入し、そして狂ったように斧を振るい続けた。
何度も死に、そして何度も突入を繰り返した。
次の朝が来た頃、俺は一人でそのダンジョンをクリアしていた。
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名前 ミョンチー
ステータスロット
・窮地のネズミ(ランク1)
筋力:☆☆
耐久:☆
速度:☆
魔力:☆
器用:☆☆
スキルロット
・貧乏性な木こり(ランク2)
片手斧を1つ召喚し扱う事が出来る。
投げた斧がブーメランのように戻ってくる。
・嫉妬深い射手(ランク3)
闇魔法「ダークバレット」を放つ事が出来る。
余剰ステータス
なし
余剰スキル
なし
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