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第63話 幕間:マップの外


~氷龍のダンジョン~


区分 :ノーマル

タイプ:永久凍土

人数 :6名以下

難易度:☆☆☆☆☆




「GAOOOOOO!」


 ダンジョンに突入したとたん吹雪の中から姿を現すドラゴン。西洋風で腕と羽が別にある正統派な姿。色は白銀。体高は推定8メートル。


「ワシが引き付ける! ホス坊は先に行くのじゃ!」

「頼む! レインボーエンチャント!」


 槍を召喚したバーバラにホスディアが補助魔法をかけた。それにより槍が七色のオーラを纏う。


========

木属性を付与!

火属性を付与!

毒属性を付与!

謎属性を付与!

空属性を付与!

闇属性を付与!

水属性を付与!

========


 スキルの中でも最高峰と呼ばれる虹シリーズ。その中でも後方支援に特化した1つをホスディアはイベントで手に入れていた。


 ホスディアの現在のステータス・スキルは次の通り。


=======================

ステータス

・邪悪な聖遺物(ランク4)

  筋力:☆☆

  耐久:☆☆☆

  速度:☆☆

  魔力:☆☆☆☆☆

  器用:☆


スキル

・虹の補助魔法使い(ランク5)

  味方1体の武器に7属性を付与出来る。

  付与される属性は毎回ランダム。


・鷹の目(ランク1)

  視点を上空に飛ばし俯瞰することが出来る。

  遠くが良く見えるようになる 

=======================



「助かるのじゃ! これでドラゴンなんか怖くないのじゃー!」


 ボキッ!


 バーバラの槍が折られた。


「のじゃー!?」


 慌てて2本目の槍を召喚するバーバラ。だが格闘戦が専門分野である彼女には大型モンスターの相手は厳しかった。


 バーバラの能力は次の通り。



=======================

ステータス

・戦闘外科医(ランク5)

  筋力:☆☆☆☆

  耐久:☆☆

  速度:☆☆☆

  魔力:☆

  器用:☆☆☆☆☆


スキル

・慎重すぎる槍士(ランク3)

  槍を最大10本まで召喚できる。

  この槍に特殊効果はない。


・殴り弓兵(ランク3)

  近接戦を行うほど遠距離攻撃の威力上昇。

=======================



 戦闘序盤は槍で前線を支え、後半は投擲で敵を1体ずつ撃破していくのが彼女の基本戦法であった。


「GAOOOOOO!」


 ドラゴンの牙が、爪が、尾がバーバラを襲った。必死に槍でさばくもあえなく蹂躙され吹っ飛ばされる。だがタゲを取ることはできていた。吹っ飛ばされたバーバラをドラゴンが追う。


「死ぬ! 死んでしまうー!」


 バーバラの悲鳴が吹雪に呑まれる。だがその尽力によりホスディアはダンジョンの端までたどり着く事が出来た。



「これはっ、バリア!?」


 マップの外には同じ氷の世界が広がっていた。しかし透明な壁に阻まれ出る事は叶わない。


 だが想定内。そのためにホスディアはわざわざランク1のスキルをセットしてきたのである。


「鷹の目!」


 体はそのまま、視界だけ上空へ上昇。吹雪が立ち込めていたが、極限まで視力が強化されたホスディアには外の光景がかろうじて見えた。


「なんだ……あれは……」


 外の世界を目の当たりにして呆然とするホスディア。


「GAOOOOOO!」

「むっ!?」


 ドラゴンがホスディアへと襲い掛かった。


「バーバラは……死んだか。潮時だな」


 目的は達成した。ホスディアはドラゴンの氷のブレスを受け教会に死に戻ったのだった。









 町のはずれにある“元”廃屋。クエストにより所有権を得た事で、現在はあるパーティーがアジトに使っている。そこで1人仲間の帰りを待っていた少女は、ドアが開く音を聞きダッシュで迎えに出た。


「お帰りっス社長。バーバラ先輩も」


 少女の名はシリル。ホスディア、バーバラと共に3人パーティーを結成していた。


「ああ、今戻った」

「ただいまなのじゃー」

「私の方は武器ゲットできたっスよ。そっちはどうっスか? マップの外行けました?」


 武器をクエストで調達しなければならないためシリルは別行動していたのである。その抜けている時間を活用してホスディアとバーバラはマップの四隅それぞれへ調査へ。結果が気になる様子である。


「あー……出る事は出来なかったが、何というか、だな」

「何かあったんスか?」


 その光景をホスディア自身よく飲み込めていなかった。が、それでも目にしたものを言葉に表していく。


「都市……ビルらしき建造物とかが集まってるのが見えたんだが……」

「え、そんなのあったんスか!?」

「ああ。ファンタジーという感じではなかったな。が、な……」

「……何スか?」

「なんか滅んでた」


 マップの外には、崩壊した文明の跡が広がっていた。



拙作をお読みくださりありがとうございます。

またしばらく書き溜め期間とさせていただきます。

よろしければブクマ・感想等お願いいたします。

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