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第44話 難易度4のダンジョン

お待たせしました。更新再開します。



 春のボス祭り(イベント)が終わって数日。俺たちはせっせと難易度4の攻略にいそしんでいた。


 合間にはケムシンの剣の調達も行っているためかなりのハードスケジュールだ。だが、そんな忙しさを辛いと思わないほど俺たちは順調に攻略を重ねていた。




~鬼王のダンジョン~


区分 :ノーマル

タイプ:岩山

人数 :5名以下

難易度:☆☆☆☆




「GUOAAAAAAA!」


 一体の鬼が吼える。そして金棒をフルスイングした。身長2メートル半ほどのマッチョから繰り出されるその薙ぎ払いは、飛び退いて避けたにもかかわらず凄まじい風圧を感じさせた。


 このダンジョンは開幕敵が1体出てきて決戦というシンプルなものだ。代わりにランク4の難易度がその敵1体に集中している。要は単純に強い。


 1発でも直撃したら俺の体はミンチと化すだろう。さっきからギリギリのタイミングで避け切ってはいるが、正直冷や汗が止まらない。


『次、突進からの振り下ろしが来ます。…3…2…』


 スキル越しに敵の情報を伝えてくるマオ。おかげで格上のステータス相手にも間一髪で対応が出来ている。解析能力様様だ。



=======================

心のホットライン(ランク1)

 対象1体を登録しテレパシーで通話できる。

 対象と5㎞以上離れていないと繋がらない。

=======================



交代(スイッチ)!」

「了解や!」

『…0!』


 鬼が地面をえぐるほどの脚力で突っ込んでくる。そんな鬼の前にケムシンが躍り出た。


 既に切腹によりスキルを発動済み。全身鎧のケムシンに向かって金棒が振り下ろされる。



=======================

歩く棺桶(ランク4)

 致命傷を受けた場合、全身鎧を装着する。

 この鎧は追加のダメージや効果を無効化する。

=======================



 この振り下ろしは避けてはならない。なぜなら金棒が地面に激突することでダンジョン全体に地震が起き、硬直の状態異常がばらまかれるからだ。


 ズガーン! という轟音といっしょにケムシンの両足が膝まで地面に食い込んだ。おいおい地面岩だぞ。


『全ての技がクールタイムに突入。今なら攻撃可能です』


 この鬼はかなり厄介な特徴を持っている。金棒による8種類の攻撃モーション全てにおいて、技を出している最中は無敵状態なのだ。クソ設計の格ゲーかよ。


「ケムシン今だ!」

「応!」


 金棒を叩きつけられた状態のままケムシンが手を前に出す。そして至近距離の鬼に向かって魔力弾を放った。



=======================

決死の魔女(ランク4)

 全魔力を一点に集めて放つ事が出来る。

=======================



 直撃。そして大爆発。 


 余波をもろに受けるケムシンと俺。俺はケムシンの背にしがみつきなんとか爆発をやり過ごした。


 今のケムシンの魔力ステは☆3。カンストしたらいったいどれほどの威力になるのか想像もつかないな。


「大丈夫かケムシン!?」

「平気や! それよりも……!」


 煙の中から鬼の姿が見えた。あの直撃を受けてまだ人の形を保っているとか、無敵時間関係なしに硬いな。さすがランク4。



「GA……GAA……」


 とはいえ無傷とは程遠い。全身火傷、片目は白く濁り、左腕は肘から先が無い。


『クールタイム終了まであと10秒です』


 やべ、観察してる場合じゃなかった!


「とどめは任せろ!」

「頼んだで!」


 俺は大斧を召喚。そして突っ込んだ。



 だが敵も黙ってやられてはくれない。片手で金棒を振りかぶり俺へと叩きつけてくる。


 ぶつかり合う斧と金棒。だが技ではないただの通常攻撃では俺の斧の威力には遠く及ばなかった。俺は金棒を弾き飛ばしさらに距離を詰める。


「GAAAAAAA!」


 苦し紛れとばかりに蹴りを放ってくる鬼。だがそれは判断ミスだ。クールタイムが終わるまで、お前はとにかく距離をとるべきだった。


 鬼の足を狙い斧を振る。俺の斧は驚くほど小さな抵抗でその足「首」を両断した。



=======================

慈悲深い処刑人(ランク4)

 大斧を1つ召喚し扱う事が出来る。

 刃が首に命中した場合威力が倍になる。

 この斧による攻撃は痛みを与えない。

=======================



 体勢を崩して転ぶ鬼。立ち上がる暇を与えず首を刎ねる。


 ナムアミダブツ。俺は心の中でそう唱えたのだった。




 俺たちの直近の目標はランク4のステータスを集める事だ。今後敵に合わせてスキルやステータスを変更することは多いだろうからな。物理特化、魔法特化、バランス型の3種類はそろえたい。そのためにもどんどんダンジョンをクリアしていく必要がある。


 1度目の挑戦でマオが解析、2度目の挑戦で作戦を立てて確実に攻略。これが今の俺たちの最強の攻略スタイルだった。







【現在のステータス】


ミョンチー

・彫刻的筋肉(ランク4)

  筋力:☆☆☆☆

  耐久:☆☆☆☆

  速度:☆☆

  魔力:☆☆

  器用:☆


ケムシン

・バトミントン覇者(ランク4)

  筋力:☆☆

  耐久:☆☆

  速度:☆☆☆☆

  魔力:☆☆☆

  器用:☆☆


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