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転生特典に雷魔法チートを要求したら最凶最悪のボスが誕生してしまった(詐欺)  作者: 源平氏
第一章 だから俺は生まれ変わりたいと思った
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第26話 体は好きにされても、心までは屈しはしない


 あれ!? なんだコレ?


 体が、体が動かない!





 指でっぽうを構えた状態で俺は動けなくなっていた。同時にあちこちで悲鳴が上がる。



「虹ビーム!」


 ケロンチョが周囲の転生者を薙ぎ払った。何やってるんだあいつ!?


「ファイアーストーム!」

「竜吐息!」

「プロ―ジョン!」

「焔村!」

「三尺玉!」


 今度は火葬研!? なんで味方を攻撃してるんだ!?


「な、なんだ!?」

「やめろ! 俺は味方だ!」

「痛てええええええ!」


 シリルさんが通り魔やってる!?


「三点ブラスト!」


 スイカ!? お前もか!





 何だ、何が起こっているんだ!?


 どうしていきなり仲間割れし始めたんだ!?


 裏切りか!?


 くそっ、動けない!





「ど、どうする!?」

「とりあえず反撃だ!」

「誰が敵なのか見分け着かねーよ!」


 転生者たちの混乱はひどいものだった。突然の仲間からの攻撃。しかもそれがリーダーのケロンチョ達により行われたのだ。無理もない。


「ダラント貴様! これはどういう事だ!」

「ひいっ! すみません!」


 後ろからホスディアの怒号が聞こえた。だが俺は振り返れない。


「これは異常だ! 裏切りには何のメリットも無い! 間違いなくボスの仕業だ!」


 そうなのか!? これはボスからの攻撃? でもそんな能力ボスは持ってないはずだぞ!?


「まだ俺たちに言って無いチートがあるんだろ! そうだな!? 言え!」

「実は、その……」

「さっさと言え!」


「モテモテになるチートを……」




 まさか、魅了!?


 だが俺はホモじゃないぞ!? あんな感情のかけらもない、プログラムみたいに決まった行動を繰り返す(CPU)に惹かれてたまるか!


 多分俺の体が女だから不完全にかかったんだ。動けないのはそのせいだ。


 ふざけやがって! たとえ体は好きにされても、心までは屈しはしない!(キリッ)


 動け俺の体! もう熱くてヤバいんだよ! 服燃えてるっ!




「マズい! そろそろ遠隔斬撃が来るぞ!」


 う、ご、けえええええ!


 気合で体を動かす俺。気力を振り絞ったら、ほんの少しだけ足が進んだ。


 ズルッ


「あ……」

「避けろ!」


 俺はマグマに足を滑らせ前から倒れた。同時に斬撃が頭の上を通り過ぎる。


「うぎゃああああああ゛っ!」


 俺は、マグマの上でのたうち回っていた。


 熱い! 熱いいいいいい!?


 急いで立ち上がる。体前面が熱いを通り越して痛い! 右目が見えねえ、焼けた! 今俺どんな顔になってんだ!? 恐い!


 あれ、動ける!?


 気が付くと魅了の効果が解けていた。



 そうだ、他の奴らは?




 振り返ると惨殺死体が焼けているのみだった。全滅……!


 ケムシンもいつの間にか姿が見えない。


 生き残りは俺だけ!?



「畜生め……」


 なぜ魅了が解けたのはもうどうでもいい。また攻撃される前に倒す!


 最悪なのは次の遠隔斬撃まで魅了で止められる事だ。先手必勝!


「ダークバレット!」


 この魔法は威力が低い。ボスからすれば嫌がらせ程度だろう。くそ、もっと強力な魔法があれば。


 とにかく今のうちに距離を詰め――



========

 命中!

  恐怖:成功

  低速:成功

  暗闇:成功

  拘束:成功

  封印:成功

========


 ファ!?


====================

 封印発動:どのスキルを封印しますか?

 1.超加速

 2.遠隔斬撃

 3.火炎極大魔法

 4.嘘感知

 5.敵意感知

 6.魅了

====================


 なんか出た!


 え、じゃあ2の遠隔斬撃で。


=========

 遠隔斬撃:封印

=========


 これあれか? もうボスは遠隔斬撃使えないって事でいいのか!? 良いんだな!



「おーい! 大丈夫か!」


 振り返ってみると、復帰してきた奴らが突入してくるところだった。


 ナイスタイミング! これで俺がうっかり死んでも大丈夫だ!


 なんか魅了も使ってこないし、もう勝てるぞこれ!


「うわっ、顔が!」

「焼け爛れてるぞ!」

「バケモンだ!」


 うっせえ! こっちはマグマに顔面ダイブしたんだ! 仕方ないだろ!


 早く死んでリセットしてえ!


「うおおおおお!」


 俺は斧を手にボスへと突っ込んだのだった。



 状態異常で拘束されたボスは、何の抵抗もして来なかった。






 佐藤はじめのダンジョン、クリア。


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