1:初めに
私は2019年12月20日現在、ブクマ100を少し越えた初心者作者です。
ブクマ100の先に数字を上げるための、有益な情報はこのエッセイにありません。
データに基づく、数学的な話でもありません。
私個人の感覚的な話ばかりです。
ご注意ください。
初めまして、くきりじんです。
初小説。
スキル【うずくまる】の俺はクラスから追放されたが実際は【絶対防御】のぶっ壊れだった件~そして伝説の英雄となる~。
を2019年11月30日から、小説家になろうへ投稿し始めました。
この文章を書いているいま、投稿から21日目。
文字数はおおよそ10万文字ほどです。
エッセイを書くのも初めてです。乱文お許しください。
……まず私が小説を書き始めた最初の思い。
2019年11月30日の活動報告で書いた、黒歴史的文章をコピペしておきます。
――――――ここから――――――
以下はあとで読み返すと悶絶しそうな黒歴史文です。
ラノベを自分でも書いてみたいと思いつつ、何年経過してしまったか。
すぐに今日は書くの止めておこうでサボって、そのまま書くのをやめてしまうことの繰り返し。
【創作の才能】を欲しがる以前の問題で……まず【努力する才能】が欲しいです。
努力は才能じゃない派が優勢な印象ですが、私は努力は才能派です……。
そしてどれだけ求めようと、ある日突然。努力の才能が覚醒することなどなく。
……こんなこと書くと、努力は才能じゃない派からは、ふざけるなよ怠け者と思われてしまうでしょうが。
それでも私は毎日少しずつでも進み続けられる、努力の才能がある人が羨ましいと思いますッ!
……人の才能を欲しがっても、手に入るわけではないですけど!
だからこそ、異世界転生して無条件でチートスキルが欲しくなります。
なぜ流行するのか、実感としてよくわかる……。
主人公が羨ましい。私を物語の主人公にしてくれ。
現実逃避させてくれ。私が主人公だ。
私は無価値な奴だけど。
せめて理想の主人公に、自分を重ねる妄想ぐらいは許して欲しい。
しかし年を取ると……他人の物語を読むのが下手になってきました。
主人公がどれほど恵まれようとも、自分事として以前ほど楽しめない!
それならば自分で恵まれた主人公を書けば楽しめるんじゃないかと、書き方講座を読んで執筆に挑戦してみるも――。
書き始める前からは、想像もできない難易度でリタイアを繰り返す!
妄想を文章にして物語を描くのが、ここまで大変だとは思わなかった。
読み手を感動させる高尚な物語を、書こうとしているわけではなく。
精緻で繊細な人間ドラマを、書こうとしているわけでもなく。
入り乱れた伏線が最後に収束するような傑作を、書こうとしているわけでもない。
だというのに、自分でラノベを書こうとしても。
プロットで手が止まる――何とか作れても。
世界観設定で手が止まる――面白そうな世界観を思いついても。
キャラクター設定で手が止まる――どうにか突破しても。
本文で手が止まる――何とか数万字書けても。
推敲で手が止まる――そしてそのまま放置して忘却。
こんなことを何度か繰り返し。
私の意志力では、書き方講座の理想的な執筆方法は難易度が高く、いつまで経っても投稿まで辿り着けないと悟りました。
そして小説において絶対に必要な手順は何かを考え――結果。
なければ成り立たないのは、本文だけという答えに行き着きました。
プロットなしでも、思いつきだけで本文は書ける。
事前に世界観設定を作らなくても、本文は書ける。
事前にキャラクター設定を作らなくても、本文は書ける。
推敲しなくても、本文はある!
せっかく書くんだから、ちゃんとした手順で普通に読める小説を書こう。
面白い小説を書こう。誰かに読んで評価してもらえる小説を書こう――。
そんな理想は自分の小説を書いて投稿するという、スタートラインにすら立っていない私が考えることではなかった!
まず自分のなかの理想主義を壊さなくてはいけない!
なので書き方講座で学んだ内容を頭から吹っ飛ばして――。
――ホント思いつきで本文だけ書いた小説を投稿しました。
まずこの作品をざまぁまで書いて、完結させることが目標です。
――――――ここまでコピペ――――――
あぁぁぁぁぁああああああああああああ。
恥ずかしい! 恥ずかしい! 恥ずかしい!
ポエム! ポエム! ポエム!
きちんと目を滑らせてくれましたか? それが優しさです。
いま読み返すと考え方が変化しています。
この瞬間のテンションで頭空っぽにして書けていたのは、4万文字前後の16話ぐらいまで。
そこから先は、頭が勝手に考え始めてしまいました。
……その結果話がシリアスな方向に進み、壮絶なブラバポイントができたわけですが……それは後ほど失敗談として語りましょう。
私はこの怪文書のテンションに任せて。PV、ブクマ、評価0の誰にも読まれない。
【ゼロの覚悟】を決めながら、なろうへと投稿を開始したのです。
実際に投稿を始めた効果は大きく【理想通りの執筆方法で完璧にしなくちゃいけない】という枷がぶっ壊れて、執筆速度が上がり。
当初は無理と思えていた、毎日投稿ができるようになりました。
頭空っぽの4日目ぐらいまでは、楽に楽しく書けていました。
――しかし投稿を始めた結果がゼロでなく、ブクマや評価をもらえたことによって。
【ゼロの覚悟】がどこかに吹っ飛んでいき、アクセス解析、ブクマ、評価が気になって仕方がなくなりました。
折り悪く、空っぽではなくなった頭が物語をシリアスな方向へと進めた結果。
12月6日に20話から22話までという、ブラバポイント作成、そして評価剥がれッ!
――この展開はマズいかもしれない。
ブクマと評価、がっつり減るかもと投稿前に覚悟は決めていたんです。
そして予想通り評価が剥がれると、もっっっっの凄いダメージでした。
そこからもう頭が一気にごちゃごちゃ考え始めてしまい。
どれだけ空っぽにしようとしても、空っぽにすることは不可能になりました。
ブラバ展開の後、1件初めての感想をもらってなければ、たぶんエタっていました。
それにブクマが剥がれながらも、トータルではプラスになっていき、12月13日にブクマ100を越えたのもモチベになりました。
それでも、やらかした21話から思考が堂々巡りしちゃってます。
改稿した方がよくない? →ストーリーの大筋が変わるため無理。
けどこのまま書き続けても、あそこでブラバされない? →もうそこから5万文字近く書いちゃったし、直すぐらいなら新作書いた方がいい。
初小説エタるの? →感想返しで21話を意味がない展開にしたくないと言ってしまったのでエタりたくない。
じゃあこのままPVが下降していくなか書き続けられるのか? →わからない。
……まだ投稿はしていませんが、シリアス禁止縛りを自分に設けた2作品目を逃げるように書き始めたりもしました。
……アクセス解析から解放されれば楽になるのでしょうけど、もう頭空っぽの最初には戻れない。
ブクマ100を越えて上出来だし大満足! エタらないために初小説完結までアクセス解析は見ない! と覚悟を決めても即日見てしまう。
よわよわマインド。
なのでいっそ気にしてみようと、アクセスの増やし方をしっかり調べてみました。
やはりPVを集める作品に、さらにPVが集まるのが基本のようです。
つまり日間ランキングの上位に入るかどうかが重要みたいです。
――ハードル高ッ!
えっもっと初心者向けなアクセスの増やし方ってないの? と思ってしまいます。
しかし結局アクセスを増やすテクは、ランキングを目指すための手段に過ぎないようです。
過酷ッ! 初心者に救いはないのでしょうか……?
いえ初心者でも、アイディア勝負でワンチャンあり。
上に行ける可能性があるというのは、十分な救いですね。
……それでもやっぱり過酷ッ!
さて、私はこのエッセイで。
初小説投稿開始前から意識していたテク。
(最終目標がブクマ100であれば参考になる可能性があります)
これから試してみようと思うこと。
効果はあると思うが試す気はないこと。
初小説を自己分析。
書き続けるのか、エタるのか。
を書いていこうと思います。
私は結構考えが変わるタイプです。
なのでこのエッセイの内容は書いた当時、2019年12月20日の私の考えです。
将来的に考えが変わり、書いた内容と矛盾したことをしているかもしれません。