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さすらい猫、『世界の果て』

挿絵(By みてみん)


(さすらい猫は、魔女の魔法で

(可憐で冷たい、少女の姿で

(死ねないからだを引きずって、

(街から街へと、さすらう運命さだめ




さすらい猫は、メガネ好き。

ほんとは目なんて、悪くもないけど、

さすらい猫は、照れながら、

まん丸メガネを、かけるんだ。


さすらい猫の、見る先に、

希望と自由と夢がある。


さすらい猫の、寝床には、

いつでも酒瓶転がっている。


さすらい猫の、銀の笛、

夜中に鳴らせば、蛇が来る。


さすらい猫の、罪の果て。

夜中の懺悔に、いくつ、ある?


さすらい猫は、地をかけて、

忘れられない、愛を追う。


追っても、追っても、届かない、

あの娘にもらった愛を追う。


さすらい猫に、愛があり、

さすらい猫に、過去がある。

できることなら、夜も夜中に、

たったひとりで、逢いたいあの娘に。


あの娘にもらった、愛のなか、

あの娘にもらった、少女の身体カラダで、

地球の歴史を横目でみていた。

血と暴力と、怨みと妬み、

噛み締め、飲み込み、平和の星、よむ。


さすらい猫に、愛があり、

さすらい猫に、夢がある。


さすらい猫に、罪があり、

さすらい猫は、夜、血を流す。


さすらい猫は、メガネ好き。

ほんとは目なんて、悪くもないけど、

さすらい猫は、照れながら、

まん丸メガネを、かけるんだ。


忘れられない、想い出の、

あの娘の真似して、いるんだろ?

さすらい猫は、さすらい猫は、

いまでも、あの娘を愛しているから、

会えないところに、いるはずなのだが、

大好きだって、いいでしょう?

大好き、心の花が咲く。


好き好き大好き、やっぱり、大好き。

大好き、大好き、絶対、大好きッ!



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