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14歳の記録  作者: 波瀾
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元の中学に戻り過食は悪化していった

元の学校にてまだ、運動が許可されていなかったので、学校で勉強をし、家に帰る生活をしていた。

まだ、体重を増やしていくことが怖くなかったわたしは家に帰るとお菓子を食べまくっていた。これが過食症への一歩だったかもしれない事を知らずに。

小学生のころお世話になった学童へ行ったり、家でアニメの録画を見たり、中学はクラスが荒れていたこともあり辛かったが、口には出さず、こんなもんだと楽しそうに過ごしていた。

これからに比べればだんぜんマシだったであろうし、それなりに本当に楽しいこともあったので楽しく過ごしていた。と言っていいかもしれない。


そうこうしているうちに、遂に運動許可が出て部活に戻った。

最初は動けることが楽しく、また、先輩も始めたばかりだしと何かと優しくしてくれるので部活は好きだった。土日も親に言われて渋々休み休養を取れていたので精神は保たれていた。


それも長くは続かなかった。わたしはその生活を甘えだと思い、みんなと一緒の生活をしなければととにかく焦っていたので、どんどん部活に出ていい範囲も広がっていき、土日は毎回出て月曜日の部活の休養日いがいは全て出るようになっていった。

先輩達も最初の優しさは消えていき、練習に出ないで下手な子という認識になっていったように感じられた。

一年生はわたしともう1人の柚希しかいなかったので柚希と比べ劣っているわたしは見放されていった。顧問の先生にも徐々に怒られるようになっていき、部活が苦痛になっていった。でもここで弱音を吐いたら運動が出来なくなってしまう。太ってしまう。とにかく怖かった。


そうやって一年生の幕がとじていった。まあ、そんなこと考える暇もなく春休みはずっと部活漬けだったのだが。


いつの間にか中二に上がっていた。


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