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冬馬君の夏休み  作者: だかずお
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四人で自然公園の巻




『四人で自然公園の巻』



次の日の朝、二人は6時には目が覚めていた。

ワクワクと緊張感が二人の目を、はやくから覚まさせていたのだ。

こないだ会ったのだが、なんだか久しぶりの様に感じる四人の再会

楽しみだと言うのが大部分だが、緊張もある。


約束の時間は10時。冬馬君と大喜はソワソワしている


「なんだか落ちつかないね」冬馬君は笑った


「会っちゃえば、多少緊張はなくなるけど、会うまえは僕は特に緊張するよ」と冬馬君


「俺も少し緊張するけど早く会いたいよ」大喜も楽しみにしている


夏のキャンプで清香に出会い、本当に今こうして繋がってる事に冬馬君は心から感謝してる。


「あれっ、まだあるの?」突然大喜が窓の外を見て言った。


それは、窓にかかったあのテルテル坊主

キャンプに行く前に作ったテルテル坊主を、大喜も覚えていた。


「そうだよ、まだ、しぶとく生き残ってるよ、なんだか可哀想だから捨てずにとってあるんだ」

二人はてるてる坊主のすました顔を見ては笑った。

毎度のことながら、またも、夏休みの初めの頃が恋しくなる


「あーあ、あの頃に戻りたいよ」


「いよいよ後、残り二日か、今年の夏も本当に面白かったね」

大喜が言った


「うん最高だった、あっという間に終わる頃に、なっちゃったね」


「でも、今日も楽しもう」


「じゃあ最後の夏休みの夜、今日も俺泊めてもらおうかな」大喜が言った


「そりゃ最高だ、今日みんなで、自然公園に行き、夜は大喜がうちに泊まる」


考えつく最高のプランだった


「こうなったら、夕方多網も呼んじゃう?」冬馬君は思いつく


「ひゃっほーワクワクするねそれ、夜は布団の中で多網に今日の報告が出来るね」大喜ものってきた


「よっしゃー最高だ」

二人は夏休みの終わりの時を限界まで楽しむ事にした。

いつもは鏡の前に、あまり立たない二人も、今日は髪の毛をいじくったり身なりなどを気にしている、一丁前に女の子の目が気になる年頃


二人の嬉しそうな様子。普段とは違う姿を見て正子は笑っていた。


いよいよ出発の時間

二人は今、二階の冬馬君の部屋に居る


「いよいよだね」


「旅行のお土産も、忘れないようにしなきゃ」と冬馬君


「ああ、そうだね じゃあ 行こうか」大喜が立つ

駅まで二人を迎えに行く約束になって居たので、二人は、さっそく駅に向かった。

セミはまだ元気に鳴いている。

まるで二人を応援してくれている様だ。

考えたら、夏中ずっとセミはまわりにいた気がする、キャンプの時も、旅行の時も、ずっとセミの声が聴こえていた。

だんだんときけなくなるセミの鳴き声。

少し寂しくも感じた。


さて、二人は少し早めに駅に向かって改札の所で二人が来るのを待っている。


二人共、落ち着かない様子


すると暫くして


「あっ、いた」

「おーいっ」


この声は清香達だ。心臓はドキドキ、バクバク。二人は声のする方を向く。

あのクリッとした瞳、清香だった。冬馬君は最高に幸せな笑みを浮かべている。


大喜もアミの顔を見て嬉しそう。


「久しぶり」実際そんな、久しぶりでもないのだが。

四人は挨拶を交わしさっそく、自然公園に向かう事に。


「二人とも日焼けした?」清香が二人に聞く


「こないだ大喜の家族と、熱海に旅行に行って、その時、海行ったからかな」冬馬君は清香との、花火以来の再会と、会話を心底、喜んでいる


「良いなぁ私は夏休み地元に居たよ」アミが言った


四人はこないだ、みんなで行ったお化け屋敷の話やら、面白い親戚が居るんだと言って多網の話をしたり盛り上がっている


清香達は特に多網の話を面白がって聴いていた。


「でも本当終わってみると、あっという間だったな夏休み」清香達も夏休みが終わるのが寂しいみたいだった


何だかみんな一緒なんだなと、自分だけでないのが嬉しくもある。


しかし、何度会っても新鮮で、そして可愛いなと思うこのドキドキする気持ち。本当に不思議な気持ち、夏中ずっとそんな気持ちでいた気がする。

自分が本当に清香を好きなんだなと、冬馬君はまたも感じていた


「キャンプ場で知り合いになって本当良かった、あのキャンプも本当面白かった 」大喜がキャンプ旅行を思い出しては言った


「うん、焼いたお肉に」と大喜


「川のせせらぎ」と清香


「みんなでやったスイカ割り」と冬馬君


アミは笑って聴いている


「楽しかった」

三人の声は揃っていた


「来年の夏はアミも一緒に行こうよ」清香が言った


「うん本当行きたい、誘ってね」

やったーやったー早く来年の夏来ないかな、冬馬君と大喜は来年の夏まで早送りしたい、そんな気分になっていた。

そんな気持ちを伝えあい、みんなで笑いあう


この頃には、さっき感じていた会う前までの緊張感はなくなっていた。


冬馬君も何度か会ったおかげか前より、清香の前での緊張感がなくなった様な気もしていた。


そして一同は自然公園に着く

その公園には、ながーいローラースベリ台やら動物達が見れるちょっとしたスペースもある。

四人はさっそくローラースベリ台を滑りに向かう。

長いスベリ台は、芝生の坂道を抜けて下の広い広場まで降りて行く。


「結構長いんだね」清香が言った


「こんな長いスベリ台初めて」アミも驚いている


セミの歌をバックコーラスに、みんな気持ち良さそうに滑っていく

「ヒャッホーウ」


みんなで滑り終わり、下の広場の公園で遊んでいると、突然清香達が「お腹空いてない?」と聞いてくれた。


「少し空いたかな」冬馬君と大喜が言う。


なんと鞄から、お弁当が出てきたではないか、二人は来る前に作って来てくれたらしい。


冬馬君と大喜は大感動

「あっありがとう」


そうだ、お土産渡すの忘れてた。冬馬君は思い出し、小声で大喜に伝える、二人は旅行先で買ったお土産を、二人に渡した。


「ありがとう」二人とも喜んでいる


清香達が作ってくれたお弁当は最高だった、サンドイッチに玉子焼きにハンバーグ、清香の手料理がまた食べられた事が嬉しかった。


二人は、こんなの作れて女の子は、凄いなと改めて感心。

お弁当を食べて四人は、いよいよ動物が見れる場所に向かう。


「そうだカメラ持ってきたから写真もとろうよ」とアミ。

カシャ 歩いてる人に頼んで写真を撮ってもらった。


「わーっ沢山、動物がいる」


「可愛い」

動物を見て可愛いがってる清香の姿もまた可愛いかった。


すると大喜が肩を叩いて

「ここに来て良かったね、嬉しそうだよ」と囁く


「うん」冬馬君もニッコリ頷く


歩いてると突然「うわーっ」と子供の叫び声が


「なんだ?」


色んな人の声がする


四人はビックリして、そちらを振り向いた。


「どうしたの?」と清香


「どうしたんだ行ってみよう」冬馬君は言った


一体何があったと言うのだろうか?



つづく



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